アパートやマンションでも、スペースさえあればバイクを水洗い洗車することは可能です。
ただ、アパートやマンションの共用水道を自由に使えるところは稀。そのため、水タンクとポータブルシャワーは必須になります。
また、いくら洗車できるスペースがあるとはいえ、そこは共用部。共用部を長時間独占するのはあまり好ましくありません。
効率よく洗車するために蓄圧式のフォームガンとエアダスターがおすすめ。
筆タイプの洗車ブラシとマイクロファイバークロスはバイク洗車の便利アイテム。是非揃えて欲しいアイテムです。
さらにシャンプーとコーティン剤にこだわれば水の使用量を減らせ、楽な洗車を実現できるでしょう。
ではこの後、アパートやマンションでバイクの水洗い洗車に必要な道具などを具体的にお伝えします。
バイク洗車難民の方は続きを是非ご覧ください。
【必須】アパートやマンションでバイクの水洗い洗車に必ず必要な2つの道具
アパートやマンションでバイクを水洗い洗車するのに必ず必要になるのが、次の2つの道具。
- 水タンク
- ポータブルシャワー
水タンク
アパートやマンションの共用水道を自由に使えるところはごく稀。そのため、バイクを水洗い洗車するには自分の部屋から水を運ぶために水タンクが必須です。
わたした使っているのは下の写真の水タンク。
『キャンプなどで使う20リットルの水タンク』です。
容量は20リットル程度が最適でしょう。それ以上だと重くて運ぶのが大変。かといってこれ以上少ないと運ぶ回数が増え過ぎてしまいます。
経験上、わたしの場合は1回の洗車で60リットルほど水を使うので、20リットルの水タンクだと3回ほど運ぶことになります。
また、水タンクは背の低いものがおすすめ。灯油用ポリタンクのように背が高いと水を入れるのに苦労します。一般的なアパートだと水を入れるのは洗面台、シンク、お風呂のいずれか。どこで水を入れるかを想定すれば、間違ったサイズの水タンクを買わずにすむでしょう。
そして、水タンクは蓋付きがおすすめ。運んでいる最中に水をこぼさなくてすむからです。
また、蓋は大きめがおすすめ。灯油を入れるような蓋が小さなポリタンクだと、次に紹介するポータブルシャワーが入らないかもしれないからです。
ポータブルシャワー
アパートやマンションでバイクの水洗い洗車にはポータブルシャワーが必須。
わたしが使っている『ポータブルシャワー』はAmazonで購入した充電式のもの。
水量は弱で3L/分。強で4L/分。高圧洗車機のような水圧はありませんが、強にすると洗車シャンプーを洗い流すにはちょうど良い水圧になります。
これ以上水量が増えると使う水の量が増えてしまうので、わたしとしてはちょうど良いと感じています。
わたしが使っている充電式ポータブルシャワーは、1度の充電でバイクの洗車を5〜6回は十分できます。それに、4年以上使っていますがバッテリーがへたった感じはしていませんので、価格の割には品質の良いバッテリーを使っているようです。
充電式ポータブルシャワーの他に検討したのがタカギ(takagi)の『手動式アウトドアポンプ』。
タカギ(takagi)の手動式アウトドアポンプを選ばなかった理由は、シャワーの圧力が下がるたびにポンピングするのが面倒だから。それに、充電式ポータブルシャワーとの価格差が2,000円ほどしかなかったからです。
充電式ポータブルシャワーの代わりにポータブル高圧洗浄機を購入対象にしても良いかもしれません。
2024年7月にリリースされたSYGN HOUSE(サインハウス)のポケッタブル高圧洗浄機 『SWU-1』は、充電式ポータブルシャワーに変わる最有力候補。
ポケッタブル高圧洗浄機 SWU-1は重量約800gと軽量でコンパクトな高圧洗浄機。
充電式なので電源不要。バケツやタンクに溜めた水を使えるので水栓も不要。それにペットボトルも装着可能。
水量は弱で1.5L/分。中で約1.8L/分。強で約2.2L/分とわたしが使っている充電式ポータブルシャワーの約半分の水量。水を無駄遣いしません。
上手にポケッタブル高圧洗浄機 『SWU-1』を使えば水を運ぶ回数が減るかもしれませんね。
【効率アップ】アパートやマンションでバイクの水洗い洗車を効率アップさせる2つのアイテム
アパートやマンションでバイクの水洗い洗車は手際良く終わらせたいもの。迷惑のかからない場所で洗車しているとはいえ、共用部を長時間独占するのはあまり好ましくありません。
洗車をできるだけ早く済ませるには、効率よく洗車できるアイテムを使う必要があります。
わたしが効率アップのために使っている洗車アイテムは次の2つ。
- 蓄圧式フォームガン
- エアダスター
蓄圧式フォームガン
フォームガンは泡立てた洗剤を吹き付けるためのアイテム。
洗剤の泡は汚れを浮し、汚れを落としやすくします。また、汚れを包み込むため、汚れが再度付着するのを防ぎます。
洗剤の泡はバケツの中でも作れます。しかし、バケツの中で作った泡とフォームガンで作った泡とでは、泡の大きさが全く違います。
下の写真はわたしのバイクにフォームガンで洗剤を吹き付けたものですが、バケツの泡との違いは理解していただけると思います。
泡が小さいほどバイクに密着し、同じ洗剤でも汚れを浮かす力が強くなります。それに、少量の洗剤でも大量の泡を作れるので、洗剤の節約にも繋がります。
蓄圧式のフォームガンは手動式。手動式なので電源不要。もちろん、コンプレッサーなどの他の機械も不要なので、アパートやマンションで使うには最適なアイテムと言えるでしょう。
わたしが使っているのはiKの『フォーム プロ2』。
iKのフォーム プロ2は蓄圧式フォームガンの中では少し高額。しかし、2,000円程で購入できるコーナンやコメリの安価なフォームガンと比べ、泡の質が違います。どうせ買うならしっかりしたものが欲しいと思い、わたしはiKの『フォーム プロ2』を選びました。
iKのフォーム プロ2は次の記事でレビューしてますので、気になった人はチェックしてみてください。
エアダスター
水洗い洗車で思いの外時間がかかるのが濡れたバイクの拭きあげ。
凹凸の少ない自動車と違ってバイクはエンジンやカウルなど水が入り込む隙間が無数にあります。この隙間に入った水を拭きあげるのに思いの外時間がかかります。
バイク屋さんだと圧縮空気で水を吹き飛ばしていますが、アパートやマンションだとそうはいきません。
そこで活躍するのが充電式のエアダスター。
わたしが使っているのはHiKOKI(ハイコーキ) 18V エアダスター『RA18DA』。
充電式なので電源不要。充電式でも噴き出す風は強力。隙間に入った水を吹き飛ばすのに十分な風力があります。
ハイコーキにはRA18DAの他に10.8V仕様の『RA12DA』がありますが、数千円の違いで強力な風力と長い使用時間を得られる18V仕様の『RA18DA』を選びました。
また、マキタのエアダスター 18V エアダスター『AS180D』も検討しましたが、ハイコーキのRA18DAの方が風力が強いと口コミが多かったこと、ハイコーキのRA18DAの方が安かったことから、マキタのAS180Dは購入対象から外しました。
なお、充電式エアダスターを購入して分かったのが、バイクの洗車以外にバイクの埃を飛ばしたりエアコンフィルターの埃を飛ばせたりと使い道がたくさんあること。ちょっと高価だけど使えるシーンが多いので買って損しなかったとわたしは思っています。
HiKOKI(ハイコーキ) 18V エアダスター『RA18DA』は本体のみの販売。バッテリーと充電器は別途購入する必要があります。
一番安いバッテリーと充電器のセットは、18V2.0Ahのバッテリー『BSL1820M』とBSL1820Mを20分で満充電できる充電器『UC18YFSL』がセットになったスターターキット3『UC18YFSL(B)』。実売価格は18,200円前後。
ただし、数百円プラスすれば容量2倍のバッテリー『BSL1840M』(18V4.0Ah)がセットになったスターターキット4『UC18YFSL(L)』が買えるので、買うならこちがらおすすめ。
しかし、18V2.0Ahのバッテリー『BSL1820M』2個と充電器がセットになったインパクトドライバー『FWH18DA(2BG)』が実売価格14,200円前後で販売されています。
インパクトドライバーつきでバッテリー『BSL1840M』(18V4.0Ah)と充電器がセットになったスターターキット4『UC18YFSL(L)』より安く買えるのです。
インパクトドライバー付きで、バッテリーと充電器だけのセットより安く買えるのは見逃すことができません。
ただし、注意が2つ。
1つは、セットの充電器『UC18YKSL』は18V2.0Ahのバッテリー『BSL1820M』の満充電に60分と、スターターキット4『UC18YFSL(L)』付属の充電器『UC18YFSL』の3倍時間がかかること。
もう1つは、インパクトドライバーFWH18DAはDIY向け製品。プロが使うには不向きかもしれない。
この2つを納得できればバッテリーと充電器付きインパクトドライバー『FWH18DA(2BG)』はとてもおとくと言わざるを得ません。
【おすすめ】バイクの水洗い洗車で便利なアイテム
バイクの水洗い洗車でおすすめする便利なアイテムは次の2つ。
- 洗車ブラシ
- マイクロファイバークロス
洗車ブラシ
バイクの水洗い洗車には筆タイプの『洗車ブラシ』がおすすめ。
エンジンの隙間やハンドルのスイッチ周り、サスペンションのスプリングの隙間など、スポンジで洗いにくい場所に最適です。
筆タイプの洗車ブラシの代わりに塗装用の刷毛もおすすめですが、選ぶときは注意が必要。金属を使っている刷毛はバイクに傷をつけやすいので選ばないほうが無難です。
マイクロファイバークロス
拭き上げにはマイクロファイバークロスがおすすめ。マイクロファイバークロスは吸水力が強いので、隙間に入っている水分を効率的に除去することができます。
SurLuster(シュアラスター) から『洗車専用のマイクロファイバークロス』が販売されています。
洗車専用のマイクロファイバークロスは高価すぎ。そんな人には『Amazonブランドのマイクロファイバークロス』がおすすめ。
わたしはAmazonブランドの極厚タイプのマイクロファイバークロスを使っていますが、残念なことに販売中止になったようです。
バイクの洗車時間を短くするにはシャンプーとコーティング剤にこだわるべき
バイクの洗車時間を短くするにはシャンプーとコーティング剤にこだわるべき。
シャーンプーは汚れ落ちの良いものを選ぶのは当たり前。さらに泡切れの良いものを選ぶべきです。
泡切れが良いと少ない水でシャンプーを洗い流すことができます。つまり、運ぶ水を減らすことができるのです。
わたしがおすすめするのがシュアラスターの『シャンプー1000』。
シュアラスターのシャンプー1000はクリーミーな泡でバイクに傷をつけずに優しく汚れを落とします。また、泡持ちがよく、シミになりにくいのも特徴の1つ。
ノーコンパウンドなのでコーティング施工車にもおすすめです。
シュアラスターからバイク専用『バイクシャンプー』がリリースされています。
希釈不要のスプレータイプ。スプレーするだけで簡単に洗車を始められるので、フォームガン使用しないならこの『バイクシャンプー』がおすすめ。
コーティンズ剤を使うことで、付いてしまった汚れを落としやすくすることができます。
わたしがおすすめするコーティング剤はシュアラスターの『ゼロフィニッシュ』。
ゼロフィニッシュをおすすめする理由は4つ。
- 濡れていても使える
- クロームメッキや艶消し塗装(マット塗装)にも使える
- マフラーの高温にも耐えられる
- 付いてしまった汚れが落としやすい
ゼロフィニッシュは次の記事でレビューしていますので、気になった人はチェックしてください。
まとめ:アパートやマンションでバイクを洗車する方法〜必須・効率アップ・おすすめ洗車アイテムを紹介〜
アパートやマンションでも、スペースさえあればバイクを水洗い洗車することは可能です。
ただ、アパートやマンションの共用水道を自由に使えるところは稀。そのため、水タンクとポータブルシャワーは必須になります。
また、いくら洗車できるスペースがあるとはいえ、そこは共用部。共用部を長時間独占するのはあまり好ましくありません。
効率よく洗車するために蓄圧式のフォームガンとエアダスターがおすすめ。
筆タイプの洗車ブラシとマイクロファイバークロスはバイク洗車の便利アイテム。是非揃えて欲しいアイテムです。
さらにシャンプーとコーティン剤にこだわれば水の使用量を減らせ、楽な洗車を実現できるでしょう。
では、みなさんの参考になればうれしいです。