正直、かなり驚きました。
ヘルメットシールドの曇り対策にArai(アライ)のVAS-V MVピンロックシート120 クリアーを購入しました。
このVAS-V MVピンロックシート120 クリアーをヘルメットシールドに取り付け、シールドを曇らせようと頑張ったのですが、結局、いくら頑張っても曇らすことができませんでした。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーはAraiのヘルメットシールドに取り付けて使う、ピンロックシート(曇り止め用のシート)です。
※ RX-7X、アストラル-X、アストロGX、ラパイドNEO、XD、ベクターXに対応
ヘルメットシールドの曇り止めグッズには、このピンロックシートの他に、ヘルメットシールド専用の曇り止めスプレーも販売されています。
しかし曇り止めスプレーの効果は2〜3日と思いのほか短いことが短いことがデメリットです。
その点、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーは、曇り止め効果が永久に、とまではいかなくても数年は効果を発揮するでしょう。
たしかにVAS-V MVピンロックシート120 クリアーは、曇り止めスプレーに比べ価格が高いといったデメリットはあります。
しかし、2〜3日ごとに曇り止めスプレーをするのが面倒だ、曇り止めスプレーをするのを忘れてシールドが曇ってしまったらちょっと・・・、そう思うライダーにVAS-V MVピンロックシート120 クリアーはお勧めできます。
また、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーは、Amazonでのカスタマーレビューも平均で星4.3。
星5つの評価が61%(2022年11月時点)と評価が非常に高いことからも、このVAS-V MVピンロックシート120 クリアーの曇り止め効果が高いことが伺えます。
それではこの後、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーのレビューと、ヘルメットシールドに取り付ける時のちょっとしたコツをお伝えしますので、ヘルメットシールドの曇りで悩んでいる方は、このあと最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
また、最後に汎用(社外品)の曇り止めシートもご紹介しますので、Arai(アライ)のヘルメットを使っている方はもちろん、SHOEIやOGK カブト、それ以外のヘルメットを使っている方もぜひ最後まで読んでください。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーとは
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーは、ヘルメットシールドの内側に取り付ける専用シート(ピンロックシート)です。
ピンロックシートを取り付ける事でシールドを二重構造にし、外気とヘルメット内部の温度変化によるシールドの曇りを抑える効果があります。
ヘルメットシールドと密着して気密性を保つために、ピンロックシートの外周にはシリコンゴムが取り付けられています。
今回わたしが購入したVAS-V MVピンロックシート120 クリアーが対応するヘルメットは次の通り。
- RX-7X
- アストラル-X
- アストロGX
- ラパイドNEO
- XD
- ベクターX
AraiはVAS-V MVピンロックシート120 クリアーの他に”SAI-MV ブローピンロックシート120”をリリースしています。
このSAI-MV ブローピンロックシート120が取り付けられるヘルメットは次の通りです。
- RX-7RR5
- アストロIQ
- ラパイドIR
- Quantum-J
”VAS-V MVピンロックシート120 クリアー”と”SAI-MV ブローピンロックシート120”は商品名が非常に似ていますので、購入の際は間違えないように注意して下さい。
ちなみにわたしはAmazonで間違えて購入してしまいました。
参考に、ピンロックシートと対応するヘルメット(シールド)の一覧表を掲載します。
ヘルメットの モデル名 | 適合する ピンロックシート | 商品番号 | 定価 (税込) | その他 |
RX-7X アストラル-X アストロGX ラパイドNEO XD ベクターX | VAS-VMVピンロックシート120クリアー | 011079 (旧商品番号:1079) | 3,080円 | VAS-Vシールド対応モデルに取付可能 |
RX-7RR5 アストロIQ ラパイドIR Quantum-J | SAI-MV ブローピンロックシート120 | 011080 (旧商品番号:1080) | 3,080円 | スーパーアドシスIシールド対応モデルに取付可能 |
ツアークロス3 ツアークロス2 ツアークロス TXモタード | TXピンロック120 | 011081 (旧商品番号:1081) | 3,080円 | TXピンロックシールド用オプション |
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーは曇らせたくても曇りません
結論から言いますと、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーは曇らせたくても曇りません。
シールド単体では息を吹きかけると簡単に曇ってしまう環境でも、シールドにVAS-V MVピンロックシート120 クリアーを取り付けていると、いくら息を吹きかけても全く曇りませんでした。
そのため、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーをシールドに取り付けた状態で曇った写真を撮ることができなかったことが、今回のレビューでいちばん残念なところです。
今後、シールドが曇った時は写真を撮って掲載しますので、それまで期待してお待ちください。
メガネをかけている人は、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーを取り付けているとシールドが曇る前にメガネが曇ってしまいます。
そのため、シールドの曇り対策と一緒にメガネの曇り対策をおすすめします。
わたしはメガネに曇り止めにSIMON(サイモン)のアンチフォッグを塗っています。
※ SIMON(サイモン)のアンチフォッグは頻繁にデザインが変わったり、名称が”アンチフォッグ”から”アンチフォグ”に変わったりすることをご承知おきください。
このアンチフォッグを塗ると2日は十分曇り止め効果を発揮します。
アンチフォッグは片側のレンズに米粒の半分くらいの量で曇り止め効果を十分発揮します。
※ 説明書には米粒大を塗るようにと書かれていますが、米粒の半分の量で十分です。
むしろ塗りすぎは拭き取りが面倒になるし、拭き残りがあるとギラつきが出るのでおすすめしません。
使う量が少なくすむので非常に経済的な点も、わたしがアンチフォッグを愛用している理由の一つです。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーを付けると二重に見える?
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーを付けると二重に見えるかというと、さほど気にならない”というのがわたしの感想です。
たしかに説明書には”夜間走行時に対向車のライト等が二重に見える場合があります”とありますが、これに関してわたしの感覚ではあまり気にしなくていいと思っています。
むしろわたしの場合は、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーを取り付けることによってギラつきが多くなったこと、メガネがシールドに映り込むようになったことの方が気になります。
ただこれは、わたしの使っているシールドが山城のミラーシールドで、しかもミラーが剥がれかかっていることが原因かもしれません。
そのため、クリアーやスモークのシールドだとギラツキやメガネの写り込みは発生しない可能性があります。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーの取り付け方法
では、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーの取り付け方法をお伝えします。
最初にシールドをヘルメットから外します。
シールドを外したら、シールドに取り付けられているピンの向きを確認しましょう。
ピンのスロープが中央に向いているのが正解です。
次の写真のようにピンが内側に向いていない場合は、ピンが内側を回して調整しましょう。
ピンが硬くて指で回らない時は、0番のドライバーを使って回しましょう。
0番サイズのドライバーは、精密ドライバーのセットに入っていることが多いでしょう。
ピンの向きを確認したら、次は、外したシールドに説明書にある通り、シールドを広げてからVAS-V MVピンロックシート120 クリアーを取り付けます。
この時のコツは、シールドがほぼまっすぐになるように広げることです。
このとき、シールドの端を足で軽く踏んで抑えると、シールドを簡単に広げることができます。
※ シールドに傷がつかないように、下には柔らかいタオルなどを敷いておきましょう。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーをシールドに取り付けたら、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーのシリコンゴムがシールドに密着していることを確認して下さい。
シリコンゴムがシールドに密着することで気密性を保ちます。
密着していない場合は、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーをシールドから一度取り外し、もう一度取り付け直すのがいいでしょう。
まとめ
寒い季節になると、ライダーの皆さんはヘルメットシールドの曇りで悩んでいませんか?
わたしも毎年寒い季節になると、ヘルメットシールドの曇りに悩むライダーの一人です。
吐く息でヘルメットシールドが曇って前が見えなくなる。
前が見えないのでシールドをあげると、今度は、冬の冷たい風で目や頬が痛い。
ヘルメットシールドの曇りが取れたらシールドを下げる。そしてまた、曇り始めたらシールドを上げ・・・。
ヘルメットシールドの曇りは本当に厄介です。
そこでわたしはヘルメットシールドの曇り対策にAraiのVAS-V MVピンロックシート120 クリアーを取り付けることにしました。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーは、ヘルメットシールドの内側に取り付ける専用シート(ピンロックシート)です。
ピンロックシートを取り付ける事でシールドを二重構造にし、外気とヘルメット内部の温度変化によるシールドの曇りを抑える効果があります。
実際にピンロックシートを取り付けてみたところ、曇りを抑える効果は絶大でした。
ヘルメットシールドだけだと簡単に曇ってしまう環境でも、このピンロックシートを取り付ければ、いくら曇らそうとしても、結局、曇らすことができませんでした。
読者の皆さんには、これくらいの環境だと曇るので注意して下さい、といった記事を書きたかったのですが、それができなかったことが今回いちばん残念だったことです。
もし皆さんが、ヘルメットシールドの曇りに悩んでいるのであれば、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーを使ってみることを強くお勧めします。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーを使えば、ヘルメットシールドの曇りの悩みは、過去のものとなるでしょう。
VAS-V MVピンロックシート120 クリアーが対応するヘルメットは次の通りです。
- RX-7X
- アストラル-X
- アストロGX
- ラパイドNEO
- XD
- ベクターX
なお、寒い季節が訪れ、ヘルメットシールドの曇りにライダーが悩み始めると、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーは欠品になることが多くなります。
ですので、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーを使ってみたいと思っている方は、見つけた時に即購入することをお勧めします。
ちなみにAraiは、VAS-V MVピンロックシート120 クリアーの他に”SAI-MV ブローピンロックシート120”をリリースしています。
このSAI-MV ブローピンロックシート120が取り付けられるヘルメットは次の通りです。
- RX-7RR5
- アストロIQ
- ラパイドIR
- Quantum-J
なお、ピンロックシートは社外品も販売されています。
RunWindは、Arai、SHOEI、OGK カブトをはじめとし、各社のヘルメットに対応する汎用の曇り止めシートを販売しています。
RunWindの曇り止めシートの特徴は、なんと言ってもその価格の安さでしょう。
クリアータイプの曇り止めシートであれば、フルフェイス用で1,680円(税込)。 ジェット用で1,890円。フルフェイス用の調光シートで2,580円(税込)と、Arai、SHOEI、OGK カブトのピンロックシートの約半額で買うことができてします。
それになんとRunWindは、貼り付け方法に従って曇り止めシートを貼り付けたにも関わらず、貼り付けに失敗した時は新しい商品を無償で提供してもらえる保証サービスがあるのも特徴です。
Araiのピンロックシートが売り切れていた時や、価格を抑えたい方、調光タイプの曇り止めシートが気になる方は、RunWindの曇り止めシートを使ってみてはいかがでしょうか。
また、メガネをかけている方は、メガネの曇り止め対策も忘れずに。
では、皆さんの参考になれば嬉しいです。