わたしが長年使っているシングルバーナー(コンロ)はSOTO のレギュレーター ストーブ ST-310です。釣りをしている最中にカップ麺やコーヒー用のお湯を沸かしたり、今では、ソロキャンプでの炊飯に使ったりと、10年以上大活躍しています。
SOTOのレギュレーター ストーブ ST-310は、ソロキャンプで使うのになかなか使い勝手もよく、お気に入りのシングルバーナー(コンロ)です。
ですから、SOTO レギュレーター ストーブ ST-310が気になっているのなら、買って損はない、と言い切ることができます。
とはいえ、コンロは、一度買ったら買い替えることはあまりないと思いますので、買った後に後悔しないため、皆さんの参考になればとレビューを書いてみたいと思います。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310を選んだ5つの理由
このコンロですが、今はキャンプ、特にソロでのキャンプツーリングで使っています。ですが、もともとは真冬の釣りをしているとき、体を温めるためにコーヒーを飲んだりカップ麺を食べたりしたいと思い購入しました。
いろんなシングルバーナー(コンロ)を調べ、最終的にSOTO レギュレーター ストーブ ST-310で購入しましたが、このストーブを選んだ理由は、次の5つです。
- ガス式だから
- 軽量コンパクトだから
- 耐久性が高いと思えたから
- ガスボンベの入手が簡単だから
- ランニングコストが安いから
レギュレーターストーブ ST-310はガス式だから
コンロで使われる燃料の種類は、大きく2つで、ホワイトガソリンを使うものとガスを使うものがあります。
ホワイトガソリンを使うコンロは、使用する前にコンロにホワイトガソリンを入れ、ポンピングと言って圧縮した空気で燃料を送り出す作業をし、その後着火。着火した直後は炎が安定しないので安定するまでしばらく待ち、それからやっと調理開始、となります。
一方、ガスを使うコンロは、コンロにガスボンベをセットすれば即、使うことができます。
わたしが想定していた使用環境は、釣りの合間にお湯を沸かしてコーヒーやカップ麺を食べる、ですので、極力手間がかからないコンロのほうが使い勝手がよく、そのため、ガスタイプのコンロを選択することにしました。
レギュレーターストーブ ST-310は軽量コンパクトだから
レギュレーターストーブ ST-310を購入した当時は、車で移動していたのでシングルバーナーがコンパクトに収納できると言うことは、あまりは重要ではありませんでした。とは言え、卓上カセットコンロでいいかというと、そのサイズではさすがに邪魔になってしまいます。
しかし、結果として、今はツーリングキャンプでの使用がメインなので、コンパクトになるこのコンロを選択して大正解でした。
収納袋に入れた状態で、手のひら大、といった感じです。
袋の中には、コンロ本体とオプションのレギュレーターストーブ用ウィンドスクリーン ST-3101も入ります。
レギュレーターストーブ ST-310は耐久性が高いとおもえたから
耐久性については、実際使ってみないとわからない部分はあると思います。使う人によって使用環境は違うからです。
私のように釣り(海釣り)の合間に使う場合は、どうしても潮風にさらされてしまうのでサビに対しては過酷な環境となってしまいます。ですので、まずはメーカーとして有名なところから選ぶことにしました。
いままで、それなりにハードな使い方をしてきましたが、10年以上使っている今でも、故障、不具合など一切ありません。
レギュレーターストーブ ST-310はガスボンベの入手が簡単だから
キャンプ用コンロで使うガスボンベは、CB缶とOD缶の2種類があります。
CB缶とは、いわゆるカセットボンベで、ホームセンターや、スーパー、コンビニでも入手が可能です。
OD缶とは、アウトドア缶の略で、
OD缶はホームセンターで売ってはいるのですが、OD缶は、OD缶のメーカーとコンロのメーカーが同じでないと使えない場合が多いのです。ですから、購入したいメーカーのOD缶を簡単に入手できるかは、疑問が残ります。
ですから、入手しやすいCB缶が使えるレギュレーターストーブ ST-310にしたのです。
レギュレーターストーブ ST-310はランニングコストが安いから
OD缶は1つあたり580円程度(SOTOのパワーガス250トリプルミックス 内容量約230g)。一方、CB缶はホームセンターに行けば3缶入ったもので400円もあれば入手することが可能です。
ですから、私はCB缶を使用するコンロを選択しました。
※ コンロのメーカーは、必ず同じメーカーのガスボンベを使用するよう注意していますので、他社のガスボンベを使用するのは自己責任でお願いします。
レギュレーターストーブ ST-310は他社のボンベを使えるのか?
コンロのメーカとCB缶のメーカーは同じにする必要があるでしょうか?
その答えは、最終的には自己責任で、となってしまいます。
カセットボンベの規格はJISで決まっている
カセットガスの規格は日本産業規格 JIS S 2148 で、ボンベの寸法、強度、充填ガスの成分なのどが決まっています。
ですので、理屈としては、この規格に基づいて作られたカセットボンベは他社のコンロに使用することができるはずです。
他社のボンベで故障・事故が起きても保証対象外
バーナーのメーカーは、コンロと同じメーカーのガスボンベを指定しています。
私が使用しているレギュレーターストーブ ST-310を制作しているSOTO(新富士バーナー)では、次のように注意しています。
Q 使用容器(ボンベ)について、他社製の容器(ボンベ)は使用できますか。
A 必ず当社指定の専用容器(ボンベ)をお使いください。器具とボンベはメーカーによって接続部分などが微妙にちがいます。万一他社製容器(ボンベ)を使用して器具の故障、事故があった場合でも保証の対象外となってしまいます。
SOTOのQ&Aより
日本産業規格では、ほんのコンマ数ミリですが仕上がり寸法に幅を持たさています。そのことも、このような回答になった理由の一つかもしれません。
また、この日本産業規格に基づいて作られたように見えても、実際にはとんでもなく誤差のある商品も存在するかもしれません。そのような粗悪なガスボンベを使われないように、といった意味もあるのかもしれません。
買って損しないレギュレーターストーブ ST-310のオプション2選
レギュレーター ストーブ ST-310を購入したら、次の2つのオプションを一緒に買うことをお勧めします。買って損はありません。
点火アシストレバー ST-3104
レギュレーターストーブ ST-310を買ったら、点火アシストレバー ST-3104をぜひ一緒に購入してください。
この点火アシストレバー ST-3104が有ると無いとでは、使い勝手が全く違います。
ギュレーターストーブ ST-310は、着火ボタンが奥まっていて、非常に押しにくいのです。このような感じで。
さらに最悪なのが、コンロの火を消した直後の再点火で、着火ボタンを押すときに熱くなったコンロの足に手が触れて、火傷をしそうになってしまいます。また、コンロの上に熱い鍋が乗っていたら、火傷は覚悟してください。
この点火アシストレバー ST-3104は、標準装備にしていいくらいのオプションです。
レギュレーターストーブ専用ウインドスクリーン ST-3101
レギュレーターストーブ ST-310を買ったら、レギュレーターストーブ用ウィンドスクリーン ST-3101をぜひ一緒に購入してください。
いわゆる風防です。風防なのですが、レギュレーターストーブ ST-310の足に直接取り付けることができるのです。
レギュレーターストーブ用ウィンドスクリーン ST-3101はコンパクトなので、持ち運びに苦労しません。それに、あまり風が強くないときはST-3101だけで十分効果が得られます。
まとめ:【レビュー】SOTO レギュレーターストーブ ST-310
レギュレーター ストーブ ST-310の魅力の一つは、オプションが豊富に用意されていることではないでしょうか。また、そのオプションのクオリティーが高いことも魅力です。
皆さんもレギュレーターストーブ ST-310のオプションを使って、自分好みにカスタムしてはいかがでしょうか。ST-310のオプションは「【おまとめ】SOTO レギュレーターストーブ ST-310用オプション」にまとめていますので、参考にしてください。
2022年にレギュレーターストーブ Range ST-340が発売されましたので、「レギュレーターストーブ ST-310との違いを「2022年の新商品 SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340 ~ST-310と比べてみました~」解説していますので、ご興味のある方は是非どうぞ。
では、皆さんの参考になればうれしいです。