バイク PR

【レビュー】ダンロップ Q5A 〜BMW ’23 S1000RRに履かせてみた〜

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

BMW ’23 S1000RRのタイヤをダンロップ Q5Aに交換しました。

ダンロップ Q5Aを履いて感じたことは次の5つ。

  • 旋回レスポンスがいい
  • 小回りが効く
  • 小さなギャップはタイヤが吸収してくれる
  • 素直に倒れ、軽く起き上がる
  • グリップ力も十分で、滑り出しは滑らか

サーキットで走ることもなく、ワインディングは何往復もせず、通り過ぎるだけならダンロップ Q5Aで十分だな、が素直な感想。

それに、ハイグリップタイヤのように温まり具合をそれほど気にする必要がないのもQ5Aのいいところだと感じました。

ダンロップのQ5AとブリヂストンS23のどちらにするか悩む人がいると思いますが、わたし的には見た目で選べばいいのでは?と思います。

ではこの後、街乗りとワインディングしか走らない一般ライダーのわたしがダンロップ Q5Aレビューしますので、気になった方は続きをチェックしてください。

ダンロップ Q5A はオールラウンドなスポーツタイヤ

ダンロップのQ5Aはワインディングから街乗りまで幅広い走りに対応。

ダンロップより

オールラウンドな性能のSPORTMAX Roadsport2に、アグレッシブなパターンデザインのSPOTRMAX Q5を融合し、SPORTMAX Roadsport2の後継としては2024年にデビューしました。

ダンロップより

スポーツ性能を追求しながら、オールラウンドな使い方のできるタイヤ。それがQ5Aです。

ダンロップより

ダンロップ Q5A を選んだ理由はワインディングメインでツーリング対応タイヤだから

わたしが乗っているBMW S1000RR(’23モデル)の新車装着タイヤはダンロップのSPORT SMART TT。このSPORT SMART TTは日本国内未発表。おそらくヨーロッパダンロップで製造・販売されているタイヤです。

SPORT SMART TTは切り返しが軽快なタイヤ。それでいてバンクさせた時も安定感も十分。「とにかく素直でわかりやすいタイヤ」がわたしの感想で、同じタイヤに履き替えてもいいよね、と思えるタイヤでした。

ただ、気になる点を挙げるとすれば、高速道路を走ると若干溶け気味になってしまうこと。それと、タイヤの温まりが若干遅く、特に冬場はグリップ感が出るまでに時間がかかってしまうことでした。

サーキットには行かないし、ワインディングは通り過ぎるだけ

SPORT SMART TTのポジショニングはサーキットと一般道が半々。

EUダンロップより

SPORT SMART TTのグリップ感が出るまで時間がかかってしまうのは、サーキットで性能を発揮するため、最適温度を高めに設定しているためかもしれません。

EUダンロップより

ワインディングを何往復もせず、ただ通過するだけのわたしにとって、タイヤが温まりにくいのはデメリット。

それに、サーキットを全く走らないわたしには、絶対的なグリップ性能は不要。

そのため、低温時でも性能を発揮しやすく、ワインディングメインでツーリング対応のタイヤがベストだと考え、ダンロップ Q5Aを選んだのです。

ダンロップより

悩んだのはブリヂストンのS23とどっちにするか

ダンロップのQ5Aと悩んだのがブリヂストンのS23。

Q5AとS23は(おそらく)おなじポジショニング。

履き比べることができればいいのでしょうが、そんな予算はわたしになありません。それに、そもそも大きな性能差があるとも思えません(フィーリングが合うかは別として)。

であれば、見た目が重要。パターンを見比べ、サイドに多くの溝が切ってあるS23はあまりにもツーリングタイヤっぽかったのでQ5Aを選びました。

BMW ’23 S1000RRにQ5Aを履かすとこのような感じになります。

200/55ZR17
120/70ZR17

【レビュー】ダンロップ Q5A 〜ダンロップ SPORT SMART TT と比較しながら〜

それでは、BMW S1000RRに履かせたダンロップのQ5AをダンロップのSPORT SMART TT と比較しながら、街乗りとワインディングしか走らない一般ライダーのわたしがレビューしたいと思います。

溝の深さはF4.4mm R6.1mm

BMW S1000RRに履かせたダンロップQ5Aのサイズは次のとおり。

  • フロント:120/70 ZR17
  • リヤ:190/55 ZR 17

新品状態で溝の深さを測ると次の通りでした。

  • F:約4.4mm
  • R:約6.1mm
フロント:ウェア・インジケーターの側を測定
フロント:約4.4mm
リヤ:ウェア・インジケーターの側を測定
リヤ:約6.1mm

ちなみに、交換前のすり減ったダンロップSPORT SMART TTの溝の深さは次の通りでした。

  • フロント:約2.4mm
  • リヤ:約2.7mm
フロント:ウェア・インジケーターの側を測定
フロント:約2.4mm
リヤ:ウェア・インジケーターの側を測定
リヤ:約2.7mm

最初に感じたレスポンスの良さ

ダンロップのQ5Aを履いて一番最初に感じたのが「このタイヤ、クルクルとよく動くな」。

目線を向けたところへすぐに曲がる、良い意味でレスポンスの良いタイヤだと感じました。

もっとも、それまで履いていたタイヤの中央部がそれなりにすり減っていたので、そのように感じたのかもしれませんが。

小回りが効く街乗りしやすいタイヤ

上で書いたレスポンスの良さと似た印象ですが、小回りが効く、街乗りしやすいタイヤだと感じました。

ミスったら曲がりきれない狭い交差点でも「あれ?このバイク、こんなに小回りできたかな?」と思うほど。

かと言って、直進安定性は悪くない、むしろ良いくらいなのがこのタイヤの不思議なところです。

小さなギャップをタイヤが吸収

ダンロップのQ5Aを履いて次に感じたのが「道路ってこんなに凸凹が少なかったかな?」

BMW S1000RRの唯一の不満が、ツーリングで使うには足回りが硬すぎること。

サーキットでも通用する足回りなので、硬くて当然なのはわかっているのですが、街乗りやワインディングだともう少し柔らかくしたいと思うほど。

硬い足回りは小さなギャップもキッチリ拾ってくれるので、一日走ると振動からくる疲れが溜まってしまいます。

それがダンロップのQ5Aを履いた後は「道路ってこんなに凸凹が少なかったかな?」と思うほど小さな振動がなくなりました。

今まで履いていたダンロップのSPORT SMART TTだと小さな凸凹や道路の継ぎ目で振動し、ロングのツーリングだと疲れていました。

しかしダンロップのQ5Aは、小さなギャップや道路の継ぎ目をうまく吸収し、その吸収力はサスペンションを柔らかくしたかと思えるくらい。

また、コーナリング中でも小さなギャップをうまく吸収してくれるので、多少荒れた路面でも安心して走ることができるのがストリートメインのライダーとしては好印象でした。

素直に倒れ、軽く起き上がる

ダンロップのSPORT SMART TTは癖なく素直にバンクしてくれるタイヤでした。

そのSPORT SMART TTと同じくらい素直にQ5Aもバンクしてくれます。

さらにQ5Aは起き上がりが非常に軽快。その軽快さは「こんなに軽くバイクが起き上がることができるのか」と疑うほど。

その軽快さゆえ、ワインディングではヒラヒラと切り返すことができ、二回りくらい軽いバイクに乗り換えたかと思えるほどです。

グリップ力も十分で滑り始めは滑らか

ダンロップ Q5Aはワインディングを楽しむのに十分なグリップ力。

それに、外気温7~8℃の寒空でも10分も走れば人肌程度に温まるQ5Aは、温まり具合を気にしなければならないハイグリップタイヤには無い安心感でワインディングを楽しむことができます。

また、Q5Aの滑り始めはとても滑らか。気を抜いていると、バンク中にアクセルをワイドに開けてトラコンが介入したのに気が付かないことがあります。

まとめ:【レビュー】ダンロップ Q5A 〜BMW ’23 S1000RRに履かせてみた〜

BMW ’23 S1000RRのタイヤをダンロップ Q5Aに交換しました。

ダンロップ Q5Aを履いて感じたことは次の5つ。

  • 旋回レスポンスがいい
  • 小回りが効く
  • 小さなギャップはタイヤが吸収してくれる
  • 素直に倒れ、軽く起き上がる
  • グリップ力も十分で、滑り出しは滑らか

サーキットで走ることもなく、ワインディングは何往復もせず、通り過ぎるだけならダンロップ Q5Aで十分だな、が素直な感想。

それに、ハイグリップタイヤのように温まり具合をそれほど気にする必要がないのもQ5Aのいいところだと感じました。

ダンロップのQ5AとブリヂストンS23のどちらにするか悩む人がいると思いますが、わたし的には見た目で選べばいいのでは?と思います。

新品状態で履き比べなければ、その違いを正確に感じることはできないからです。

では、みなさんの参考になればうれしいです。

関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


目次へ