前編で分解したBMWのR1250GS用のパニアケース。
1か月半ほどして部品が入荷したので、さっそく組み上げたいと思います。
分解したR1250GSのパニアケースの組み立て方を解説しますので、参考にしてください。
なお、分解の方法は、こちら「転倒で壊してしまったR1250GSのパニアケースを修理する ~前編 分解編~」をご覧ください。
R1250GSのパニアケースを組み立てるのに必要な工具
- プラスドライバー(サイズは#2)
- トルクスレンチ2種類(サイズはT25,T20)
- シリコングリス
シリコングリスは本来必要ないのかもしれませんが、これがあるとサイドプレートの組付けが非常に楽になります。
また、パニアケースの容量変更の際、レバーの操作が日ごろ重たいとお思っている方は、組付けの際にシリコングリスを使用するとレバーの操作が多少軽くなります。
R1250GSのパニアケースの組み立て手順
では、R1250GSのパニアケースの組み立て方を、順を追って解説します。
調整フレームの組付け
まずは、新品のサイドプレートにハンドルとパニアケース脱着用のレバーを取り付けます。
ハンドルは4本のネジで止まっていて、蓋(リッド)方向にスライドさせて脱着します。
パニアケース脱着用のレバーは、レバー位置を脱着する位置(レバーを立てた状態)で取り付けます。
差し込んでいくと最後に固くなりますので、プラスチックハンマーなどで軽くたたいて差し込みます。
組付ける前の注意点ですが、調整フレームの中にゴムが入っていますので、これを取り除いてください。
そして、本体のゴムパッキン部分に薄くシリコングリスを塗ってあげると、組付ける際にスムーズにないり、また、容量変更用レバーの動きも多少軽くなります。
サイドフレームを取り付けるときは、先に金属のプレートを所定の位置にはめ、その後サイドフレームを動かして所定の位置に納めると、スムーズに取り付けることが出来ます。
なお、左端のビスだけ長いものとなっていますので、ご注意ください。
容量変更用のレバーを取り付けます。
取り付けた後は、2~3回動かし、サイドフレームをなじませます。
なじませた後、サイドフレームを取り付けている片側3本のビスを締め直してください。
本体裏のカバーを取り付けますが、①と②のボルトだけ他より短くなっていますので、間違えないようにしてください。
蓋(リッド)の取り付け
本体に蓋を取り付け、ヒンジのピンを差し込みます。プラスチックハンマーなどで軽くたたくと簡単に入っていきます。
最後に、蓋が大きく開かないように抑制している紐?を取り付けたら終了です。
まとめ:転倒で壊してしまったR1250GSのパニアケースを修理する ~後編 組み立て~
いかがだったでしょうか?
パニアケースのは分解方法と組み立て方法が分かっていれば、分解から組み立てまで30分もあれば十分な作業だと思います。
ちなみに、調整フレームのお値段は10,582円(税込み)でした。
あまり参考になってほしくはありませんが、何かの時にお役に立てば幸いです。