わたしがキャンプツーリングで使っているシートバックはIGAYA(イガヤ)のミドルツーリングシートバッグです。
ミドルツーリングシートバッグは標準時で25L、拡張時で33Lとキャンプツーリングで使うには小さめの部類で、このバッグ一つだけだとキャンプ用品一式を入れることはとてもできません。
しかしわたしがキャンプツーリングで使用するBMWのR1250GSにはパニアケースを取り付けていて、拡張時で右側で29L、左側で39L。パニアケースだけで68L あるためシートバックはこの容量で十分なのです。
このイガヤのミドルツーリングシートバッグは、バイクにパニアケースやサイドバッグを取りついておられる方や、ミニマムスタイルでキャンプツーリングをされる方にとっては少し気になる存在なのではないでしょうか?
ただ、サイズが微妙な大きさのため、想定している荷物がバックに入るかどうか不安で購入に至らない方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、わたしがキャンプツーリングに普段持って行っている道具をミドルツーリングシートバッグをインプレしますので、購入の際の参考にしてください。
また、実際にミドルツーリングシートバッグの内寸を測ってみるとメーカーが公表している寸法と違うことがわかりましたので、あわせて参考にしてもらえると嬉しいです。
なお、パニアケースを使わないのであれば、シートバッグは大型がおすすめ。大型シートバッグはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
イガヤ ミドルツーリングシートバッグの外観
まずはミドルツーリングシートバッグの外観写真です。
ちなみにミドルツーリングシートバッグの寸法は以下の通りです。
- 標準時:210(H)×530(W)×310(D)mm
- 拡張時:210(H)×650(W)×310(D)mm
いずれも標準状態です。
正面
横
後ろ
イガヤ ミドルツーリングシートバッグに荷物を入れてみた
では、イガヤ ミドルツーリングシートバッグにどれくらいのサイズの荷物が入るのか、ご覧ください。
L.W.トレールローテーブル 36
まずはモンベルのコンパクトテーブル L.W.トレールローテーブル 36 を入れてみましょう。
L.W.トレールローテーブル 36の収納サイズ : 490(W)×110(D)×70(H)mm
ミドルツーリングシートバッグは標準状態です。
ミドルツーリングシートバッグが標準状態ではL.W.トレールローテーブル 36を中に入れることが出来ません。
拡張させると
少し余裕をもって中に収めることが出来ます。
チェアワン バイタルコレクション
次にヘリノックスのチェアワン バイタルコレクションを入れてみましょう。
チェアワン バイタルコレクションの収納サイズ : 350(W)×100(D)×120(H)mm
ミドルツーリングシートバッグは標準状態です。
余裕を持って入ります。
ダウンハガー800 Women’s #1
次にモンベルのシュラフダウンハガー800 Women’s #1を入れてみます。
ダウンハガー800 Women’s #1の収納サイズ : φ160×310(W)mm
ミドルツーリングシートバッグは標準状態です。
これも少し余裕を持って入れることが出来ます。
まとめて入れてみる
ミドルツーリングシートバッグは標準状態です。
ミドルツーリングシートバッグは拡張状態です。
サイドポケット
ユニ・チャームのウエットティッシュ シルコットのボックスをサイドポケットに入れてみました。
ポケットのサイズに比べてシルコットのボックスは厚み(高さ)がありますが、バッグの素材に柔軟性があるのでファスナーをしっかり占めることが出来ます。
おまけ
マットをバッグの上にのせたときの写真です。
マットはサーマレストのラグジュアリーマップです
収納サイズ : φ240×530(W)mm ※実測
マットをとめているベルトは後から買い足しました。
商品としてはモンベルのラダーロック ストラップ 25㎜×900㎜ となります。
イガヤ ミドルツーリングシートバッグの内寸を実測定すると・・・
既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ミドルツーリングシートバッグとL.W.トレールローテーブル 36のメーカーが発表している横幅はそれぞれ
- ミドルツーリングシートバッグ:標準時530㎜ 拡張時650㎜
- L.W.トレールローテーブル 36:490㎜
これを見るとL.W.トレールローテーブル 36はミドルツーリングシートバッグが標準時でも中に入りそうですが、実際には拡張させないと入りません。
つまりこれは、イガヤが公表しているミドルツーリングシートバッグのサイズは内寸ではなく外寸だということです。
ではミドルツーリングシートバッグの内寸がどれくらいかというと
高さ 約180㎜
幅(標準時) 約440㎜
幅(拡張時) 約550㎜
奥行き 約340㎜
まとめると
180(H)×440(540)(W)×340(D)mm
これをメーカー公表値と比べると
- 実測(内寸) 180(H)×440(540)(W)×340(D)mm
- メーカー公表値 210(H)×530(650)(W)×310(D)mm
となり、幅であれば約100mmも差があります。
このことから、メーカー公表値が内寸だと勘違いして購入してしまうとちょっと痛い目に合ってしまいます。
ちなみに、ポケット厚みは
片側約50㎜なので、両方合わせると約100㎜。こうするとメーカー公表値に近づいては来ますが・・・。
まとめ:【レビュー】イガヤ ミドルツーリングシートバッグ〜内寸は小さいかも・・・〜
ミドルツーリングシートバッグはメーカーが公表している寸法を内部の寸法であると勘違いしてしまうと、思ったより小さく、結果、予定していた荷物が入らなくなってしまう可能性があります。
ちなみに、実測した内寸から容量を計算すると
- 標準時 約27L
- 拡張時 約33L
と、メーカーが公表している容量25L(33L)とほぼ同じになります。
イガヤが販売しているツーリングシートバッグには、このミドルツーリングシートバッグの他に
- デイツーリングシートバッグ
- ロングツーリングシートバッグ
- キャンプツーリングシートバッグ
と3種類ありますが、これらのバッグもメーカーが公表しているサイズから幅は約100㎜、高さと奥行きは約10㎜を引いた値が内寸だと考えても大きな間違いはないはずです。
なお、パニアケースを使わないのであれば、シートバッグは大型がおすすめ。大型シートバッグはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
では、みなさんの参考になればうれしいです。