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S1000RR用ニーグリップパッドを作りました ~車種専用のはダメですね、ストンプグリップ~

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わたしが乗っているBMW S1000RR(’20)。タンクが滑ってまともにニーグリップができません。ニーグリップが利かないので、半日も走れば足が筋肉痛でパンパンになります。

そこで、ストンプグリップのS1000RR専用ニーグリップパッド(トラクションパッド)を買ってみたのですが、普通にバイクにまたがっている状態では膝と太ももの部分にニーグリップパッドがありません。膝を出しながらのコーナリングで、タンクを押さえている膝のところにニーグリップパッドがある。そんな感じになるのです。

そこで、ストンプグリップのボルケーノの汎用シート(型番は33-10-0001 (44-10001))を使って膝と太ももが当たる場所に貼ることにしました。

するとこれが大正解。ニーグリップが効くので足が筋肉痛になる度合いが少なくなりました。

ただ、汎用シートは貼る場所に合わせてカットする必要があるので、これが思いのほか大変な作業になります。

そこで今回は、S1000RRに限らずニーグリップパッドを自作する方のために

  • 型の取り方
  • ニーグリップパッドの貼り方

をお伝えしますので、興味のある方は最後までご覧ください。

また、今回作ったS1000RR用の型をダウンロードできるようにしていますので、必要であればご利用ください。

ストンプグリップのボルケーノ(VOLCANO)とアイコン(ICON)の違いはグリップ力の違い

ストンプグリップには表面形状の違いでボルケーノ(VOLCANO)アイコン(ICON)と2種類があります。

ボルケーノ(VOLCANO)の表面は小さな粒々が無数に配置されています。

STOMPGRIPより

一方、アイコン(ICON)の表面は

STOMPGRIPより

わかりにくいですが、STOMPGRIPのマークが凹凸となって配置されています。

STOMPGRIPのマーク

ボルケーノとアイコンを比べると、ボルケーノの方がグリップ力が高いようで、こちらの方が定番のようです。

わたしが選んだのは、もちろん、ボルケーノです。

S1000RR用のストンプグリップはツーリング向けではない?

わたしが乗っているS1000RR.タンクが滑ってまともにニーグリップができません。そこで購入したのがストンプグリップのS1000RR専用のニーグリップパッド(トラクションパッド)

さっそく貼ってみました。さすが車種専用設計。タンクにぴったりです。

これでニーグリップが効くだろうと走ってみると・・・。なんだか貼る前とあまり変わりません。

なぜだ?とバイクにまたがっているところを写真に撮ってみると・・・

なんと、膝と太ももが当たるところにパッドがほとんどありません。ハングオンをするとちょうど良さそうなのですが・・・。

そこで、ニーグリップパッドを自作しました。

まずは、完成品をご覧ください。

ここですよ、ここ! 最初に滑り止めを張る場所は。

ひとまずここにしか貼っていませんが、様子を見てタンクとサイドカバーの間にある黒色のプラスチックカバーにも張るかもしれません。

【自作】ニーグリップパッド(トラクションパッド)の型の取り方と貼り方

ニーグリップパッドの自作方法ですが、まずはバイクから型を取ります。

バイクに紙を張り付け、張り付けた紙の上から鉛筆でシャカシャカやって各パーツの角を写し取っていきます。

今回使用した紙はAmazonの段ボールの中に入っている梱包用の紙。これくらいの薄さが写しやすいですね。使う紙は、厚いよりは薄いほうがいいと思います。

次に、シャカシャカして写し取った紙からクリアーファイルへさらに写します。

クリアーファイルに転写する理由は、ストンプグリップに型を写す時の誤差を少なくするため。ある程度厚みがある型から写した方がマジックやボールペンが型の角に引っ掛かりやすく、少ない誤差で転写できるからです。

そのため、紙の型からうまく転写できると思うのであれば、必要ない作業です。

クリアーファイルに転写が終わったら切り抜きます。

左側の型は黒色のプラスチック部分用です。今回はとりあえず使っていません。

切り取った後、バイクにあてがいながら微調整をして型の完成です。

なお、右側の型は途中で仕様変更しました。

右上の細い部分を無くしたのですが、理由は、実際には膝が触れる部分ではなかったことと、ストンプグリップのボルケーノはイボイボが大きく、この細い部分にうまいことイボイボを入れるのが難しかったためです。

そして、ストンプグリップにマジック(今回はマッキーの極細を使いました)で書き写し、ハサミで切りとると次の写真のようになります。

そしてバイクに張り付けると、次の写真のようになります。

張り付けるときはパーツクリーナーかシリコンオフで脱脂してください。脱脂をしないと徐々に剥がれてくる可能性があります。

シリコンオフを使うときは黒色の樹脂部品にかからないようにしてください。

黒色の樹脂部品にシリコンオフがかかると、かなりの確率で白くくすんで(白ボケ)しまいます。

ニーグリップパッド(トラクションパッド)は水貼りがおすすめ

ニーグリップパッド(トラクションパッド)貼るときは水貼りがおすすめ。

霧吹きの中の水に食器用洗剤を少し混ぜ(溶かした水を触ってヌルっとするかしないか程度)石鹸水を作ります。

石鹸水をトラクションパッドと貼り付け場所にたっぷりと吹きかけます。石鹸水を吹きかけてから貼ると位置調整をしながら貼ることが出来るので貼りそこねを減らすことができます。

トラクションパッドの隙間に入った石鹸水は指で押し出すといいでしょう。

プラスチックのヘラはボルケーノやアイコンの凸凹でうまく使えません。

また、布や紙のウエスを使うと繊維がドラクションパッドの縁に張りついてしまうので注意が必要です。

ただし、水が抜けるまで冬場で最低1週間はかかりますので、しばらく乗る予定が無い方に限りますが。

【まとめ】S1000RR用ニーグリップパッドを作りました ~車種専用のはダメですね、ストンプグリップ~

タンクに貼っているニーグリップパッドはまったく無駄ではないんですよ。

ハングオンした時にシート側の1/3程度使いますので(T_T)

今回使用したニーグリップパッドはストンプグリップのボルケーノの汎用シートで型番は33-10-0001 (44-10001)になります。

黒の樹脂パーツに貼らないのであればこちらの汎用シートでもギリギリ貼れるかもしれません。ただ、イボイボがきれいに収まらないかもしれませんので、そこは注意が必要です。

品番は33-10-0003 (44-10003)となります。

【おまけ】今回作った”型”をダウンロードできます

ニーグリップパッドの型を作るのが面倒だな~、という方のために私が作成した型をPDFにしてみましたので、ご入用であればどうぞ。

なお、スキャンやプリントの関係上、寸法が若干変わる可能性がありますので、最終的にはご自身のバイクと現物合わせで微調整をしてください。

それでは、みなさんの参考になればうれしいです。

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