2021年に発売されたBMW S1000R。
ディーラーに行ったときに入庫していました。
既にオーナーが決まっていたので跨ることはできませんでしたが、写真を撮らせていただきましたので、目に留まったところをその写真を使いながらレポートしたいと思います。
追記
足つき性のレポート「【足つきレポート】BMW S1000R(新型 2021モデル)の足つき性 ~短足&チビのふくちゃんが実車でレポート~」をアップしましたので、気になった方はぜひご覧ください。
新型 ’21~ S1000Rと’19~ S1000RRのスペックを比べてみた
まずはS1000Rのスペックですが、外観がフロントカウル周りを外したS1000RRと非常に似ていると思ったので、S1000RRと比較してみました。
S1000R | S1000RR | |
排気量 | 999 cc | 999 cc |
最高出力 | 121 kW (165PS) / 11,000 rpm | 152 kW (207PS) / 13,500 rpm |
最大トルク | 114 Nm / 9,250 rpm | 113 Nm / 11,000 rpm |
最高速度 | Over 200 km/h | 305 km/h |
燃料消費率 / WMTCモード値 (クラス3) 1名乗車時 | 16.12㎞/L | 15.62km/L |
サスペンションストローク、フロント/リア | 120 mm / 117 mm | 120 mm / 117 mm |
軸距(空車時) | 1,450 mm | 1,440 mm |
キャスター距離(トレール) | 96 mm | 93.9 mm |
ステアリングヘッド角度 | 65.8° | 66.9° |
リム、フロント | 3.50 x 17″ | 3.50 – 17″ |
リム、リア | 6.00 – 17″ | 6.00 – 17″ |
タイヤ、フロント | 120/70 ZR 17 | 120/70 ZR 17 |
タイヤ、リア | 190/55 ZR 17 200/55 ZR 17 (M鍛造ホイール、Mカーボンホイール装着車) | 190/55 ZR 17 200/55 ZR 17 (M鍛造ホイール、Mカーボンホイール装着車) |
シート高、空車時 | 830 mm (ローシート 810 mm) | 824 mm (ローシート 814㎜) |
燃料タンク容量 | 16.5 L | 16.5 L |
全長 | 2,090 mm | 2,070 mm |
全高(ミラー含まず) | 1,115 mm | 1,160 mm |
全幅(ミラー含まず) | 812 mm | 740 mm |
車両重量 (走行可能・燃料満タン時) | 199 kg (with M package including M carbon wheels: 194 kg) | 200 kg (M Package 196.5 kg) |
新型 ’21~ S1000Rをレポート
S1000RはS1000RRと比べると控えめなパワーだな、と思うのですが、それでも165PSもありますからね。街乗りでは十分なパワーでしょう。
数字だけの話ですが、ハンドリングはS1000Rの方が落ち着いていそうですね。ステアリングヘッド角度はS1000Rの方が浅いので。
それに、最高出力と最高トルクを発生する回転数がS1000RRより低いので、街乗りではS1000Rのほうが乗りやすそうな予感がします。
チビで短足なわたしが一番気にするシート高ですが、ノーマルシートでS1000Rが830㎜に対してS1000RRが824㎜とS1000Rの方が高いのです。
しかし、ローシートになるとS1000Rが810㎜に対してS1000RRが814㎜と、S1000RRのほうが高くなってしまうんですよね。まぁ、ほぼ誤差の範囲でしょうが。
こちらがS1000Rのシートの写真ですが、見た目はS1000RRと区別がつきません。
この車両、既にオーナーが決まっていたので跨ることはできなかったのですが、足つき性は恐らくS1000RRとさほど変わらないような気がします。フレーム、シート(おそらく)が同じなので。
足つき性が変わるとすれば、サスペンションのセッティングの違いで沈み込みがどれくらいあるか、でしょう。
恐らくS1000Rの方が柔らかめのサスセッティングだと思うのですが・・・。
S1000RRの足つき性については、こちら「【足つきレポート】BMW S1000RR(新型 2019~)の足つき性 ~短足&チビのふくちゃんが実車でレポート~」に書いていますので、よろしかったらご覧ください。
区別がつかないと言えば、燃料タンクもカラーリング以外は同じでしょう。
と、言うか、フロントカウル周り以外はS1000RRと同じに見えます^^;
※隣にチラッと写っているのはM1000RRです*^^*
正面からの写真を取り忘れてしましまいましたが、BMWモトラッドのwebサイトで新型S1000Rの写真を見たとき、正直、ダサっと思いましたが、実物を見て見ると意外とイケメンでしたよ*^^*
ヘッドライトの取り付け位置が低く、これがストリートファイターっぽくてわたし好みでした。
リヤカウルは一見違うように見えますが、筒抜けになっているかハチの巣状のカバーが付くかの違いだけですね。それと、パッセンジャーシートを取り外すカギ穴がカバーでおおわれていますね。
大きく違うのはハンドル周りです。
アップハンドルになっているので、運転姿勢はS1000RRと比べ物にならないくらい楽でしょうね。
それに、キーレスになりましたね。バイクでもキーレスは何かと便利です。
S1000RRはメカニカルキーのままですが、聴いた噂では、サーキットを走るときはメカニカルキーの方が良いから、と。
そうですよね。サーキットを走るときはツナギを着ますが、ツナギってポケットが無いですよね。カギを入れることのできるポケットが。
ホンダのCBR1000R-RRってキーレスですよね?サーキットを走るときはどうしているんでしょうね?
そうそう、BMWのキーレスは3万円以上するそうですので紛失には十分注意してください。
わたし、無くしたと思って大慌てをしたことがありますので^^; 結局見つかりはしましたが。
ですので、キーレスに紛失防止用のタグを取り付けました。
ハンドル周りで違うと言えば、フロントブレーキのマスターシリンダーが違います。
S1000RRはNISSINのラジアルマスターシリンダーなのに対して、S1000RはNISSINの普通(?)のマスターシリンダーになっています。
この辺りは街乗りで使う限りは、ほとんど気にならないと思いますが。
ステップ位置もおそらく違うと思います。取り付けられている場所は同じなのですが、ステーの形状が違うように思えます。ヒールプレートが違うのは明らかなのですが・・・。
最後にお値段を比べてみましょう。
S1000RのMパッケージにMカーボンホイール(いわゆる全部付き)をつけると
- 車両価格 2,618,000円(税込) ※ DDC付(電子サス)
S1000RRのMパッケージでDDC付(電子サス)だと
- 車両価格 2,851,000(税込) ※Mカーボンホイールは標準装備
※いずれもBMWモトラッドのwebサイトで見積もりました
その差233,000円。ただし、S1000RにはAKRAPOVICのマフラーが付いてきます。
そっか、23万円くらいの差なんだ。なら、どっちでもいいな、と思ったアナタ!既に金銭感覚がマヒしていますのでご注意くださいね^^;
S1000Rの足つき性のレポート「【足つきレポート】BMW S1000R(新型 2021モデル)の足つき性 ~短足&チビのふくちゃんが実車でレポート~」をアップしましたので、気になった方はぜひご覧ください。
では、みなさんの参考になれば嬉しいです。