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【失敗しない!】キャンプでクッカーを使ってご飯を炊く方法

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約35年前、ワンダーフォーゲル部に所属していた時からキャンプの度にクッカーでご飯を炊いていたわたしが、クッカーを使って失敗せずにご飯を美味しく炊く方法をお伝えします。

クッカーでお米を炊くのは難しく思えますが、2つのコツと1つの注意さえ守れば、お米を簡単に炊くことが出来ます。

その2つのコツは

  • 水加減
  • 火加減

そして1つの注意点は、

  • ご飯を炊く時は、クッカーのフタの上におもりを置くこと

ではこの後2つのコツと1つの注意を詳しくお伝えします。クッカーで失敗せずに美味しいお米を炊きたい人は、続きをぜひご覧ください。

また、キャンプツーリングやソロキャンプでどんな道具を持って行ったらいいの?と悩んでいる方は次の記事を「参考にしてください。

クッカーでご飯を炊くときに用意する5つのアイテム

クッカーでご飯を炊くときに用意するアイテムは次の5つ。

  1. お米(無洗米):1合
  2. 水:250㏄
  3. クッカー:モンベル アルパインクッカー14(直径14㎝ 容量0.8L)
  4. バーナー(ストーブ):SOTO レギュレーターストーブ ST-310
  5. おもり:200g程度(卵2個分の重さ)

クッカーはアルミ製がおすすめ。軽さを追求したチタン製のクッカーもありますが、初心者にはおすすめできません。

チタンは熱伝導率が非常にいいので、バーナーの炎が当たるところが集中的に加熱されます。そのため、炊き上がったご飯は、炎が当たるところは焦げつき、その周りはベチャベチャ。そのようなことになってしまうことがよくあるので、初心者にはお勧めできないのです。

また、メスティンでご飯を炊いてみたいと思っている人もいるでしょうが、四角い鍋でご飯を炊くことは難易度が高いと思ってください。鍋の角にあるお米がうまく炊きづらいからです。

電気炊飯器で四角い内釜ってないですよね?それは、上手にご飯が炊けないからです。

キャンプ中に何度かご飯を炊く予定があれば、1合ずつビニール袋かジップロックのフリーザーバッグに小分けして持って行くと便利です。お米を小分けにするのが面倒な方は、1合ずつパックされた無洗米が販売されていますので、そちらを利用してもいいでしょう。

孤高のキャンプ飯』と仰々しいネーミングのお米を見つけました。

特徴は次のとおり。

  • 洗米・つけ置き不要・短時間でたける
  • 失敗なく調理できる
  • 食べきり量で調整しやすい
  • いざという時水でも調理できる

失敗しにくいお米を使うのもアリかもしれませんね。

1合のお米を炊く場合、クッカーの容量は0.8L以上あった方が良いでしょう。それより小さいと吹きこぼれやすく、美味しくお米を炊くことが難しくなってきます。

おもりはお米を炊いているときにクッカーの蓋が外れないようにするために使います。キャンプ場に落ちている石(握りこぶし1つくらい)で全然大丈夫です。

また、しゃもじは持って行く必要ありません。スプーンで十分代用できます。

クッカーでご飯を炊く2つコツ

クッカーで美味しいご飯を炊くコツは次の2つ。

  • 水加減
  • 火加減

ご飯を炊くときの水加減

水加減ですが、無洗米1合に対して水は250㏄。
ふつうのお米を使うときは、お米1合に対して水は220㏄)

自宅でご飯を炊くときのお米と水の割合は

  • 無洗米の時    米:水=1:1.4~1.5
  • 普通のお米の時  米:水=1:1.2

でも、クッカーでご飯を炊くときは水がどうしても吹きこぼれてしまうので、少し多めに水を入れた方が美味しく炊けます

ですから、まずは無洗米1合に対して水を250㏄。この分量を目安としてください。

水250㏄といったら500㏄のペットボトル半分ですね。

250㏄をきっちり測る必要はありません。後で説明しますが、お米と水の分量が同じでも、いろんな条件によって炊き上がりが変わってくるからです。

私はいつもモンベルのアルパインクッカー14を使って炊いています。

このクッカーだとメモリがついていますので、クッカーに1合のお米を入れた後、クッカーについている0.4Lのメモリよりほんの少し少ないところまで水を入れば、水は約250㏄入ったことになります。

よく、お米は30分程度水につけておいてください、と言われますが、正直、あまり関係ないです。水につけておいても、固く炊けてしまうときもあるし、べちゃっとなってしまうときもあります。

水加減と火加減さえい上手くいけば、水につけておく時間はさほど気にする必要はありません。

ちなみに自分は、つけておく時間は10分程度。10分というと、お米にお水を入れ、コンロの準備をしているくらいの時間です。

ご飯を炊くときの火加減

火加減ですが、ガスを燃料とするバーナーを使うのであれば、バーナーの炎が鍋の底の半分以下に調整してください。カセットコンロで炊く場合も、これくらいでいいと思います。

ガソリンを燃料とするバーナーを使う場合は、最弱の炎に調整します。ガソリンを燃料とするバーナーは、見た目以上に火力があるからですね。

ガソリンを燃料とするバーナーよりガスを燃料とするバーナーの方が弱い火力の調整がしやすいので、キャンプ初心者の人でもお米をおいしく炊きやすいでしょう。

私はSOTOのレギュレーターストーブ ST-310を使っていますが、お米を炊くときの火加減は、次の写真くらいです。

そして、鍋を火にかけたら、火加減の調整は一切しません

クッカーでご飯を炊くときの1つの注意点

注意点はたった1つ。

クッカーのフタにはおもりを置くことです。

キャンプ用のクッカーは、フタがとても軽く作られています。お米が炊けてくると、沸騰した力でフタが簡単に外れてしまいます。フタが外れるとお湯がこぼれ、ご飯が硬く炊き上がってしまいます。

ですから、フタの上には石などのおもりを置いてください。目安は卵2個分くらいの重さです。

重たい分には問題ありません。クッカーとバーナーが壊れない程度であれば。

缶詰なんかを置きたくなりますが、フタもかなり熱くなります。最悪、缶詰が熱で破裂するかもしれませんので、上に置くものには注意してください。

ご飯の炊き上がりは匂いで確認

ご飯の炊き上がりの確認方法は、ズバリ、においです。焦げた臭いにおいがし始めたら、炊き上がった証拠です。

焦げたにおいたしたら遅いのでは?と思うかもしれませんが、これでいいんです。焦げたにおいがし始めたときに火を止めると、鍋の底にほんの少しおこげができた状態で炊き上がります。

焦げたにおいがし始める前に、鍋からパチバチと音がし始めます。この段階で火を止めると、べちゃべちゃなご飯となります。

そして、炊き上がったら少し蒸らしてあげてください。

その方が、より一層美味しく食べられます。

下の写真のご飯は、炊き上がった後、15分くらい蒸らした状態です。

クッカーで毎回同じようにご飯を炊くことは非常に難しい

鍋でお米を炊く場合、毎回同じ同じようにご飯を炊くことは非常に困難です。お米、水の分量、火加減を同じにしてもです。

おそらく、お米に含まれる水分量や水の温度、気圧なんかも関係しているのではないかと思います。

また、昔から、”はじめチョロチョロ、中、パッパ。赤子泣いてもフタとるな” と言いますが、わたしはまったく気にしていません。料亭で炊いたような、素晴らしく美味しいご飯を目指すのなら別でしょうが。

火加減は炊き上がるまで一定ですし、炊き加減が気になればフタも開けます。何なら、途中でご飯をかき混ぜもします。

失敗して美味しくないご飯を食べるくらいなら、途中でフタを開けて確認してください。その方が間違いありませんから。

まとめ:【失敗しない!】キャンプでクッカーを使ってご飯を炊く方法

そもそも、キャンプ用のクッカーで炊飯器並みのお米を炊くことは、ほぼ不可能に近いと思ってください。

炊飯器メーカーは各社独自の技術で釜に特殊な加工をしたり、特殊な素材を使ったり、また、釜全体に熱が伝わるように発熱体の配置を工夫し、これにより全てのお米が均一に炊けるようにしています。

しかし、キャンプ用のクッカーは軽くするため薄く作られおり、保温性も乏しいため熱を加えたところしか熱くなりにくく、しかも熱は鍋の底からしか加えられていません。

これでは炊飯器と勝負できるわけがありません。

ですので、キャンプで美味しいコメを食べたいと思えば、パックご飯が間違いありません。

では、なぜお米を炊くかと言えば、炊くことも含めてキャンプを楽しみたいからですね。

キャンプでは、失敗も成功もいい思い出です。はじめは失敗するかもしれませんが、そのうち上手になります。

ぜひ、キャンプでご飯を炊いてみてください。良い思い出の一つになると思います。

最近では無洗米を1合ずつパックしたものが売られていますので、これを利用するととても便利ですね。

孤高のキャンプ飯』と仰々しいネーミングのお米を見つけました。

特徴は次のとおり。

  • 洗米・つけ置き不要・短時間でたける
  • 失敗なく調理できる
  • 食べきり量で調整しやすい
  • いざという時水でも調理できる

失敗しにくいお米を使うのもアリかもしれませんね。

また、キャンプツーリングやソロキャンプでどんな道具を持って行ったらいいの?と悩んでいる方は次の記事を参考にしてください。

では、みなさんの参考になればうれしいです。

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