キャンプツーリングにいく予定だけど、何を持って行ったらいいの?
そんなあなたのために、キャンプツーリング歴30年以上。北海道を1ヶ月以上かけてキャンプツーリングをした経験があるわたしが、39アイテムを掲載した持ち物リストを公開します。
キャンプツーリングで失敗したくない方は、是非、参考にしてください。
キャンプツーリングの持ち物リストを公開
キャンプツーリングの持ち物、全39アイテムをリストにまとめましたので、参考にしてください。
また、着替えなどとメニューを書く欄を作っていますので、忘れ物防止に使ってください。
なお、キャンプツーリングの持ち物リストをPDFにしていますので、必要な方はダウンロードして使ってください。
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持ち物リストに載っているアイテムを解説
持ち物リストに乗っている全39アイテムを解説します。
持ち物は、次の5つに分けています。
- 最低限必要な持ち物
- 料理や食事に必要な持ち物
- 持って行ったほうがいい持ち物
- あると便利な持ち物
- 持っていくとキャンプが楽しくなる持ち物
最低限必要な持ち物
キャンプツーリングで最低限必要な持ち物は次の3つ。
- テント
- シュラフ
- マット
テント
テントは、キャンプツーリングに最低限必要なアイテムの一つ。
ツーリングテントを選ぶ時は、次の4つのポイントを抑えるとが重要。
- 軽くてコンパクトになるテント
- 設営と撤収のしやすいテント
- 前室のあるテント
- 1人用より2人用のテント
この4つのポイントを押さえて厳選したツーリングテントを「ツーリングテントおすすめ9選!〜バイクでキャンプ!ソロ・軽量・コンパクトなテント〜」でご紹介していますので、気になった方は是非ご覧ください。
また、キャンプツーリング用にワンポールテントが気になっている方は「キャンプツーリングでワンポールテントってどう?~デメリットを理解していれば全然アリ!~」を是非ご覧ください。
シュラフ
真夏でも、ベテランキャンパーさん以外はシュラフを持っていくことをおすすめします。就寝時のマットとしても使えるからです。シュラフをマットの上に敷くと寝心地が良くなり、疲れのとれ方が変わってくるからです。
安価なシュラフは収納が大きく、重くなりがち。ただし、化繊でできているものが多いため、ダウン(羽毛)のシュラフに比べて洗濯や取り扱いが簡単といったメリットがあります。
また、季節によって最適なシュラフを選ぶことも重要です。特に冬にキャンプツーリンで間違ったシュラフを選んでしまうと、最悪、命に関わることもありますので、慎重に選びましょう。
マット
キャンプ初心者は、マット選びを軽視しがちです。しかし、マットは地面の凸凹を吸収してくれたり、地面の冷えを遮断してくれたりと、とても重要な役目を果たします。
冬のキャンプツーリングで費用対効果の高い底冷え対策は、上質なマットを使うこと。上質なマットを使うことで、グレードの高いシュラフを使った時と同じくらいの効果を得ることができます。
料理や食事に必要な持ち物
料理や食事に必要な持ち物は次の6つ。
- バーナー(コンロ)
- クッカー(ナベ)
- カトラリー
- ナイフ(包丁)
- 洗剤・食器用スポンジ
- 保冷バッグ
バーナー(コンロ)
キャンプ初心者には、取り扱いが簡単で、比較的安価に入手できるガス燃料のバーナー(コンロ)がおすすめ。ガス燃料のバーナーには、CB缶(カセットボンベ)とOD缶(アウトドア)の2種類があります。CB缶とOD缶は、好みで選べばいいでしょう。
CB缶(カセットボンベ)の特徴は、CB缶をコンビニなどで比較的入手しやすいこと。OD缶の特徴は、バーナーとOD缶のセットでクッカーの中に収納し、コンパクトに持ち運びできるものが多いことです。
わたしが使っているのはCB缶のSOTO レギュレーターストーブ ST-310。
10年以上故障もせずに使っています。レギュレーターストーブ ST-310は「【レビュー】SOTO レギュレーターストーブ ST-310」でレビューしていますので、ご興味のある方はご覧ください。
なお、気温が10℃を下回る時は、CB缶もOD缶も、冬用のガスを使わないとまともにお湯も沸かせないので、注意が必要です。
また、こちらの「【2023年最新】キャンプ用シングルバーナーおすすめ36選」でキャンプ用シングルバーナー36モデルをそれぞれ解説していますので、シングルバーナーを選ぶときの参考にしてください。
クッカー(ナベ)
クッカーは、ナベ×2、フライパン×1のセットが無難。鍋が直径16cmと14cm。フライパンの直径が16cmを基準に選べば、1〜2人のキャンプにちょうど良いサイズです。
このクッカーセットを持っていけば、ご飯を炊くこともできますし、すき焼きやちゃんこ鍋も作れます。また、フライパンは料理をするだけでなく皿として使うこともできます。
北海道を1ヶ月以上キャンプツーリングをした時はもちろん、すべてのキャンプツーリングでベ×2、フライパン×1のクッカーセットを使ってきましたが、今まで何一つ不自由な思いをしたことはありません。
カトラリー
カトラリーは、次の3点セットを持っていくといいでしょう。
- スプーン
- フォーク
- 箸
キャンプ用にコンパクトに折りたためるものがありますが、自宅で使っているもので全く問題ありません。わたしは以前、コンパクトに折りたためるスプーンやフォークを購入しましたが、使いにくくて結局自宅で使っているものを使うようになりました。
ナイフ(包丁)
ナイフは、刃渡10~15cmが使いやすいでしょう。それ以上長いと持ち運びに邪魔となり、短いと使い勝手が悪くなります。
折りたたみナイフやアーミーナイフは、ヒンジ部などに汚れが溜まり不潔になりやすいので、料理に使うには向いていないとわたしは思っています。
洗剤・食器用スポンジ
洗剤と食器用スポンジは忘れがち。料理をするのなら、忘れずに持って行きましょう。
なお、合成洗剤の使用を禁止しているキャンプ場もありますので、生分解される洗剤を持っていくといいでしょう。
保冷バッグ
生鮮食料は、季節を問わず保冷バッグに入れておくと安心して持ち運べます。また、お肉などを冷凍しておくと、保冷剤としても使えるので一石二鳥です。
持って行った方がいい持ち物
- キャンプツーリングに持って行った方がいい持ち物は、次の8アイテム。
- ランタン・ヘッドライト
- ティッシュ・ウエットティッシュ
- モバイルバッテリー
- 軍手
- 雑巾
- ジップロック フリーザーバッグ
- レインウェア(カッパ)
- 虫除けスプレー・虫刺されの薬・蚊取り線香
ランタン・ヘッドライト
LEDランタンは、テントの中でも安心して使えます。フックが付いているLEDランタンは、テントの天井に吊るせるのでとても便利です。
また、暗くなってテントから離れるときにLEDランタンをテントの天井に吊るしておくと、広いキャンプ場でも明かりを頼りにテントにたどり着くことができます。
また、ヘッドライトは両手が使えるので、暗いとこでの作業が格段的にやりやすくなります。
ティッシュ・ウエットティッシュ
ティッシュとウエットティッシュは、どちらも持って行ったほうがいい持ち物です。
トイレットペーパーが設置されていない無料のキャンプ場もありますし、ちょっとした汚れにウエットティッシュを使えば、洗い場までいく必要がありません。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーも、持って行ったほうがいい持ち物です。スマホの充電はもちろん、インカムやLEDランタン、LEDヘッドライトの充電にも使えます。
1泊のキャンプツーリングだと、スマホを3回以上充電できるモバイルバッテリーを選ぶと失敗しにくいでしょう
軍手
軍手を1〜2双持っていくと、熱くなったクッカーを持つ時や、汚れたテントを片付けるときに役に立ちます。
雑巾
雨や夜露で濡れたテントやバイクを拭くときに雑巾があるととても便利です。また、泥で汚れたテーブルやチェアの足を雑巾で拭いてから収納袋に収めると、家に帰ってからの後片付けがとても楽になります。
ジップロック フリーザーバッグ
雨に濡れて困るモバイルバッテリーを入れたり、使い終わって濡れた食器スポンジや雑巾をれるのに、ジップロックのフリーザーバッグはとても便利です。もちろん、下ごしらえした食材を入れるのにも、ジップロックのフリーザバッグはとても便利です。
また、汁の出やすいゴミをジップロックのフリーザバッグに入れると、ゴミ捨て場のないキャンプ場でも安心して持ち帰ることができます。
レインウェア(カッパ)
レインウェアも持って行ったほうがいい持ち物の一つです。雨の中で使うことはもちろん、霧が出たときに着ておくと服を濡らさずに済みます。
また、寒さ対策としても有効なアイテムです。
虫除けスプレー・虫刺されの薬・蚊取り線香
真冬以外は、虫除けスプレーと虫刺されの薬を持って行ったほうがいいでしょう。特に夏場は、蚊取り線香も忘れずに持って行きましょう。
あると便利な持ち物
キャンプツーリングであると便利な持ち物は次の8アイテム。
- チェア(椅子)
- テーブル
- タープ
- まな板
- バーナー用の風防(風除け)
- グランドシート
- マクラ
- スキンケア用品
チェア(椅子)
チェアがあると、食事やのんびりするのにとても便利。キャンプツーリングに持っていくチェアは、コンパクトにたためるものを選びましょう。
テーブル
テーブルがあると、食事がとても楽になります。テーブルの高さは、チェアの座面より高いものがおすすめ。チェアに座ったときに、テーブルとのバランスがよくなるので使いやすくなります。
キャンプツーリングに持っていくテーブルは、コンパクトにたためるものが絶対条件。また、天板はアルミ製を選びましょう。熱くなったクッカーやヤカンを安心しておくことができます。
ハンギングドライネット
クッカーや食器を洗った後に拭くのが面倒だと思う人には、ハンギングドライネットおすすめ。洗った後にハンギングドライネットに入れて自然乾燥させましょう。
コールマンのハンギングドライネット2はとてもコンパクトにたためるので、荷物の隙間に忍ばすことができます。
タープ
急な雨や、夜露が降りる日は、タープがあるとアイテムを濡らさずに済むのでとても便利。
テントの上にタープを設置すると、フライシートの代わりにもなります。
また、周りからの目線を避けるために有効なアイテムにもなります。
まな板
料理をするなら、まな板はあると便利。
ただし、まな板は、段ボールで代用することも可能です。使い終わったら焚き火に焚べると、洗う手間も持って帰る必要もありません。
包丁を収納できるまな板もありますが、便利なようでいて、実は不便。厚みがあって嵩張る上に、折りたたみの部分に汚れが溜まり、不衛生になりがちです。
バーナー用の風防(風除け)
アウトドアでは風はつきもの。バーナー(コンロ)は思いのほか風に弱いので、風防(風除け)があると火力を無駄にせずに済みます。
グランドシート
グランドシートを使うとテントの底が汚れにくくなり、テントの手入れがとても楽になります。もちろん、テントの底の破れ防止にも有効です。
また、汚したくない荷物を置くときにも活躍します。
マクラ
シュラフの収納袋に着替えを詰めれば枕の代わりになりますが、専用のマクラはやはり便利。
マクラは、コンパクトに収納でき、空気の量で高さが調整できるものがおすすめです。
スキンケア用品
日差しが強い時は日焼け止めが必須です。
また、焚き火は思いのほか肌を乾燥させます。焚き火をするなら化粧水と乳液を忘れずに持って行きましょう。
手荒れがひどい人は、ハンドクリームも忘れずに。
持っていくとキャンプが楽しくなる持ち物
持っていくとキャンプが楽しくなる持ち物は次の3つ。
- 焚き火台(火バサミ・革のグローブ・焚き火台シート)
- BBQコンロ
- メスティン
焚き火台(火バサミ・革のグローブ・焚き火台シート)
焚き火はキャンブでの醍醐味の一つ。
焚き火をするなら、焚き火台と火バサミは必須です。また、火傷を防ぐための革のグローブと、焚き火の熱と火の粉から地面を守るための焚き火台シートも必要です。
キャンプツーリング初心者におすすめの焚き火台は、メッシュタイプ。コンパクトに畳め、リーズナブルな価格。それに、メッシュから空気がたくさん入るので薪が燃えやすく、初心者でも比較的簡単に焚き火を楽しむことができるでしょう。
焚き火を使って料理をするなら折りたたみ式の焚き火台がおすすめ。焚き火台付属の五徳を使えば、焚き火料理を楽しめます。
火バサミは丈夫なものを選びましょう。キャンプ場で手に入る薪は、比較的大きくカットされています。100均で手に入るような火バサミでは、掴んだ瞬間に歪んでしまいます。
革のグローブは、しなやかで手の大きさにあったものを選びましょう。また、安価なグローブの中には薄くて熱に弱いものもあるので、注意が必要です。
焚き火台シートは、焚き火台のサイズに合ったものを選びましょう。小さすぎると地面を保護することができません。また、キャンプツーリングの場合は、コンパクトにたためることも焚き火台シートを選ぶときのポイントです。
BBQコンロ
キャンプ料理といえばBBQ。好きな食材を焼くだけなので、キャンプ初心者にもおおすすめしやすい料理です。
キャンプツーリングに持っていくBBQコンロは、コンパクトにたためることが必須条件。
ロゴス(LOGOS) ピラミッドグリル・コンパクトは、コンパクトにたためることはもちろん、組み立ては10秒で完了。本体はステンレス製でとても丈夫に作られています。また、焼き網が補修部品として販売されているので、長く使えるコスパの良いBBQグリルです。
ロゴス(LOGOS) ピラミッドグリル・コンパクトは「【レビュー】ロゴスのピラミッドグリル・コンパクト ~おひとりさまには最適サイズ~」で詳しく解説していますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
ロゴス(LOGOS) ピラミッドグリル・コンパクトは焚き火台としても使用可能。キャンプ場で売られている薪はロゴス(LOGOS) ピラミッドグリル・コンパクトには大きすぎるので、ナタを使って小さく割って使いましょう。
BABACHO 多喜火鉈はhinataストアで購入可能。
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また、薪は食材に嫌な匂いが移ることがあるので、炭を使うことをおすすめします。
ロゴス(LOGOS) ピラミッドグリル・コンパクトには、エコココロゴス・ミニラウンドストーブがピッタリ。エコココロゴス・ミニラウンドストーブは成形炭なので、持ち運びがとても簡単です。
ただ、煙と火花が出る時あるので、取り扱いには注意しましょう。詳しくは「お気を付けくださいませ エコココロゴス・ミニラウンドストーブ〜使うときは、煙と火花に注意~」で解説していますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
メスティン
メスティンがあるとキャンプの時間を楽しく過ごせるでしょう。メスティンはご飯を炊くだけでなく、バッド網付きを選べば、シュウマイや豚まんを蒸すこともできます。
また、メスティンを使って燻製やを作ることもできます。燻製を作るなら、汚れがついても諦めがつくダイソーのメスティン(1合用)がおすすめ。
ダイソーのメスティンを使って燻製を作る方法は「【キャンプ飯】チョー簡単!ダイソーのメスティンで作る燻製料理 ~770円から始められます~」で解説していますので、ご興味があれば是非ご覧ください。
出来上がった燻製を、ダイソーのメスティン専用まな板に盛り付ければ、写真映えしそうですね。
koto ひのきメスティンまな板(ダイソー1合用)はhinataストアで購入可能。
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キャンプツーリング用シートバッグの選び方
キャンプツーリング初心者には、容量60L以上の大型シートバッグがおすすめ。なぜなら、初心者は、キャンプツーリングのスタイルが定着していないため、持っていくアイテムが毎回変わってしまうからです。
それに、コンパクトなキャンプ道具は高価になりがち。逆に、安いアイテムは、収納サイズが大きくかさばってしまいます。
キャンプツーリングに必要なアイテムを一通り揃える必要がある初心者が、すべてのキャンプアイテムを高価なコンパクトアイテムで揃えることは、予算的に苦しくなってしまうでしょう。
そのため、持っていくアイテムが変わっても対応でき、安価なアイテムでも十分収納できる60L以上のシートバッグが初めてのシートバッグにはおすすめなのです。
キャンプツーリングにおすすめする大型シートバッグは「【2023年】8選 キャンプツーリング おすすめ大型シートバッグ 〜初めてのシートバッグは60L以上がおすすめ〜」でお伝えしていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
まとめ:【初心者必見】キャンプツーリングの持ち物リスト〜最低限から便利なアイテムまでご紹介〜
キャンプツーリング初心者は、どんな持ち物が必要か悩んでしまうでしょう。そんな人のために、わたしがキャンプツーリングに持っていく39のアイテムをご紹介しました。
今回ご紹介した39アイテムの中から必要なものを選んで持っていけば、大きな忘れ物は無くなるでしょう。
では、みんさんの参考になればうれしいです。