2013年頃に購入したサーマレストのラグジュアリーマップ(LUXURY MAP)に小さな穴が開いてエアーが漏れはじめました。
長く使ったエアーマットなので買い換えようかと思ったのですが、調べてみたらサーマレエストが補修用として販売しているパーマネントホームリペアキットを使えばパンク修理ができることがわかりました。
しかも幸いなことに、開いていた穴が小さかったのでパーマネントホームリペアキットに入っている接着剤だけでとても簡単に修理することができました。
ではこの後、エアーマットに開いた小さな穴の見つけ方と修理方法を詳しく解説します。パンクしたエアーマットを買い換える前に、続きを是非チェックしてください。
修理後に分かったことですが、ピンホールのような小さな穴ならパーマネントホームリペアキットを買わずとも、TEAR-AID PATCH TYPE A(ティア エイド パッチ タイプA)やGEAR AID(ギア エイド) のウェーダー(胴長)やウエットスーツなどの補修に使うAQUASEAL(アクアシール)を使えばもっと安く修理できたかもしれません。
サーマレストの修理キットは応急修理用と恒久修理用の2種類があります
サーマレストのエアー漏れ用修理キットは次の2種類あります。
インスタントフィールドリペアキットはフィールドでの応急修理用リペアキット。登山やキャンプの最中に空いててしまった穴を修理するのに向いたリペアキットです。
パーマネントホームリペアキットは本格的な恒久修理用リペアキット。自宅などでじっくり修理するのに向いているリペアキットです。
サーマレストのエアーバルブは2種類あります
サーマレストのエアーバルブは2種類あります。
エアーバルブを交換する時は間違えないようにしましょう。
エアーマットに開いた穴は石鹸水を使うととても簡単に探せます
エアーマットに開いた穴は石鹸水を使うと簡単に見つかります。
スプレーボトルに食器用洗剤などで石鹸水を作ります。
石鹸水の濃さは、シャボン玉を作れるくらいがちょうどいいでしょう。
パーマネントホームリペアキットは3通りの修理方法があります
パーマネントホームリペアキットには、接着剤、布パッチ、TEAR-AID パッチの他にアルコールワイプ、木ヘラ、マニュアルが入っています。
マニュアルによると、これらを使って3通りの修理方法が選択可能です。
- 小さい穴を接着剤だけで修理する方法
- 大きな穴や裂けを接着剤と布パッチで修理する方法
- TEAR-AID パッチを使って修理する方法
小さい穴を接着剤だけで修理する方法
小さな穴(ピンホール)は接着剤だけで修理可能。
布パッチを使わないので修理箇所が目立たないのがいいですね。
大きな穴や裂けを接着剤と布パッチで修理する方法
大きな穴や裂けは接着剤と布パッチを使って修理します。
最も一般的な修理方法でしょう。
TEAR-AID PATCH TYPE Aを使って修理する方法
TEAR-AID PATCH TYPE A(ティア エイド パッチ タイプA)は穴や裂けなどを修理できる透明なパッチ。
このパッチは伸縮性、耐久性があり、シール式なのでととても簡単に使用できるのが特徴です。
2015年以前製造のNeoAir Fast & Light、Trail Scoutは全てTEAR-AID PATCH TYPE Aで修理可能なコーティングが施されているそうです。
パーマネントホームリペアキットを使ってエアーマットの小さな穴を接着剤だけで修理する方法を解説
では、エアーマットを修理していきましょう。
今回修理するのはサーマレストのラグジュアリーマップ(LUXURY MAP)。
2013年頃に購入したもので、現在はモデルチェンジしています。
まずはエアーマットに空気を入れて膨らませます。この時、できるだけたくさん空気を入れると開いた穴を見つけやすくなります。
わたしは当初、10年ほど使ったエアーマットなのでエアーバルブの壊れを疑ったのですが、エアーバルブに問題はありませんでした。
サーマレストのエアーバルブは耐久性が高いみたいですね。
次に、エアーマット全体に石鹸水をスプレーしていきます。この時、石鹸水は多めにスプレーした方が開いた穴を見つけやすくなります。
開いている穴に石鹸水がかかると、下の写真のように泡が発生します。
穴が開いているところをマジックで印をつけましょう。マジックで印をつける時は水分をしっかり拭き取ります。そうしないとマジックで印をつけることができません。
見つけた穴はとても小さかったので、今回は接着剤だけで修理することにしました。
まずはマットを完全に乾燥させます。次に、エアーマットの空気はできるだけ抜きましょう。特に自動拡張式のエアーマットは丸めてできるだけ空気を抜くようにしてください。
修理箇所の油分を取り除くため付属のアルコールシートを使いますが、その前にわたしは脱脂剤のシリコンオフを使いました。
シリコンオフは塗装前にWAX分や油分を強力に除去するアイテム。シリコンオフで下地処理することで、塗装や接着剤の密着不良を防ぐことができます。
仕上げに、付属のアルコールワイプで拭きあげます。
穴が開いているところへ接着剤を垂らします。
付属の木べらで接着剤を塗り広げます。
これを2〜3回繰り返して接着剤を生地に染み込ませ、最後は接着剤が少し盛り上がるように木べらで形を整えます。
接着剤を塗り終わったら触れてもくっつかなくなるまで3時間ほど乾燥させましょう。
最後に空気が漏れてないか石鹸水で確認しましょう。エアー漏れはないのでこれで修理完了です。
まとめ:【解説】エアーマットの修理方法 〜穴の空いたサーマレストのエアーマットを修理キットでリペア〜
2013年頃に購入したサーマレストのラグジュアリーマップ(LUXURY MAP)に小さな穴が開いてパンクしてしまいました。
そこでサーマレエストが補修用として販売しているパーマネントホームリペアキットを使って修理しました。
幸い、開いていた穴が小さかったのでパーマネントホームリペアキットに入っている接着剤だけで修理することができました。
ただ、ピンホールのような小さな穴の修理ならパーマネントホームリペアキットを買わずとも、TEAR-AID PATCH TYPE A(ティア エイド パッチ タイプA)やGEAR AID(ギア エイド) のウェーダー(胴長)やウエットスーツなどの補修に使うAQUASEAL(アクアシール)を使えばもっと安く修理できたもしれません。
では、みなさんの参考になればうれしいです。