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R1250GS 純正オプションの調整式シフトペダルに変更 ~ノーマルペダルとの比較、交換方法を解説~

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BMWのR1250GS(無印)は、オフロードブーツで乗ると、ブーツの甲の厚みが邪魔でシフトペダルの下に足が入りにくく、シフトアップがしずらくなってしまいます。

この、シフトアップのしずらさを解消するために、純正オプションの調整式シフトペダルに交換しました。

純正オプションの調整式シフトペダルに交換した後は、シフトチェンジが非常にしやすくなったので、ノーマルのシフトペダルと比べつつ、交換方法についてお伝えします。

調整式シフトペダルの構造を解説

まずは、調整式シフトペダルの外観をご覧ください。

ぱっと見、黒色のゴムが取り付けられた部品が前後にスライドするような構造に見えますが、

このように、黒色のゴムの中心からオフセットされたところにシフトペダルのアームに差し込むためのピンが取り付けられています。

つまり、黒色のゴムが取り付けられた部品を回転させることによって、ステップからの距離を変化させる構造となっているのです。

ちょっとわかりにくいですが、回転させるとこのようになります。

ステップ から最遠
中間
ステップ から最近

黒色のゴムの中心と、シフトペダルのアームに差し込むためのピンとは約5㎜ほどオフセットされています。

そのため、黒色のゴムは、 ステップ から最遠の位置と最近の位置で約1㎝ほど取り付け位置を変更させることが出来ます。

なお、構造上、 ステップ と最遠もしくは最近の位置以外では、黒色のゴムは上下方向に最大で約5㎜ずれることとなります。

調整式シフトペダルとノーマルシフトペダルを比較

それではノーマルのシフトペダルと比べてみましょう。

ステップ から最近
中間
ステップ から最遠

調整式の黒色のゴム部品を ステップ に一番近づけると、ノーマルのシフトペダルより1㎜ほど ステップ に近いかな?といったところです。

逆に、一番遠くに調整すると、ノーマルのシフトペダルより9㎜ほど ステップ より遠いかな?といった感じになります。

調整式シフトペダルの交換方法を解説

調整式シフトペダルの交換方法について解説します。

必要な工具は、以下の通り。

  • T30、T40のトルクスレンチ
  • ラジオペンチ(あったら便利。無くても交換可能)

その他に、グリスは用意した方がいいでしょう。

わたしが使っているグリスはこちらのヤマハ グリースB

ヤマハ グリースBは、リチウム系のシャシグリースで、シフトペダルはもちろんブレーキレバーやクラッチレバー、アクスルシャフトやOリングの組付けにも使用できます。

サンデーメカニックならこのグリースを一つ持っておけば、大抵のグリースアップに使えるでしょう。

また、内容量は150gもあるので、サンデーメカニックであれば数年は十分使える量でしょう。

話がそれましたが、まずはシフトロッドを取り外します。

シフトロッドは、シフトペダル側のボールジョイントを外せばことは足りるのですが、外しにくい場合は素直にエンジン側を外しましょう。

ついでにグリスアップが出来ると思えば、エンジン側を外す方が簡単です。

外し方ですが、ボールジョイントが外れないようにするピンがありますので、まずはこのピンを抜きます。

抜き方はピンを回転させてロックを外し、引き抜きます。

ロックを外す際にラジオペンチがあれば楽に作業が出来ますが、無くても素手で十分外すことが出来ます。

また、組付ける際ですが、ピンは必ず貫通させてください。写真の様に、ピンの先がボールジョイントから飛び出しているのが正常です。

次に、シフトペダルを取り付けている大きなトルクスのボルトの裏に、小さなトルクスのボルトがありますので、これを外します。T40です。

次に、大きなトルクスのボルトを外します。

大きなトルクスレンチがいるかと思いきや、ただ刺さっているだけです。

シフトペダルと一緒に引き抜いてください。

シフトペダルの裏側にはワッシャーが入っていますので、無くさないようにしてください。

後は、可動部をグリスアップして調整式のシフトペダルを組付ければ終了です。

構造さえ分かってれば、10分もあれば十分作業は終わるでしょう。

ちなみに、シフトペダルを調整するにはT30のトルクスレンチが必要になります。

車載のレンチは残念なことにT25です。ツーリング中などの外出中に調整しようとすると、別にレンチを用意する必要があります。

締め付けトルクはあまり大きくないので、T25でも回せなくはないのですが・・・。どうするかは自己判断でお願いします。

まとめ:R1250GS 純正オプションの調整式シフトペダルに変更 ~ノーマルペダルとの比較、交換方法を解説~

R1250GS用の調整式シフトペダルは、純正オプション以外にもAELLAの製品が販売されています。

わたしは当初AELLAの製品(チェンジペダル AE-46020)にしようかと思っていたのですが、純正オプションの金額差がそれなりにあったので諦めました。

また、AELLAの調整式シフトペダルは軸受にダブルでフランジベアリングを使用しているようなので動きは良さそうですが、一方、長期間使用してベアリングが消耗すると動きはノーマルのペダルより悪くなってしまう懸念があります。

この辺りは動きの良さを最優先させるか、それとも、メンテナンスの間隔を必要最小限で抑えるかの考え方次第ですね。

なお、AELLAのシフトペダルの調整方式は、純正オプションと同じく回転させる方式のようですね。

では、みなさんの参考になればうれしいです。

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R1250GS 純正オプションの調整式シフトペダルに変更 ~ノーマルとの比較、交換方法について~

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BMWのR1250GS。アドベンチャー用のブーツを履いて乗ると、ブーツの甲の部分の厚みがあるためシフトアップがしずらくなってしまいます。

https://fukuchannoblog.com/alpinestars-adventure-bike-boots/

この、シフトアップのしずらさを解消するために純正オプションの調整式シフトペダルに取り換えましたので、ノーマルのシフトペダルとの比較と取り換え方法についてお伝えしたいと思います。

構造

まずは調整式シフトペダルの外観をご覧ください。

ぱっと見、黒色のゴムが取り付けられた部品が前後にスライドするような構造に見えますが、

このように、黒色のゴムの中心からオフセットされたところにシフトペダルのアームに差し込むためのピンが取り付けられています。

つまり、黒色のゴムが取り付けられた部品を回転させることによって、ステップからの距離を変化させる構造となっているのです。

ちょっとわかりにくいですが、回転させるとこのようになります。

ステップ から最遠
中間
ステップ から最近

黒色のゴムの中心とシフトペダルのアームに差し込むためのピンとは約5㎜ほどオフセットされています。

そのため、黒色のゴムは、 ステップ から最遠の位置と最近の位置で約1㎝ほど取り付け位置を変更させることが出来ます。

なお、構造上、 ステップ と最遠もしくは最近の位置以外では、黒色のゴムは上下方向に最大で約5㎜ずれることとなります。

比較

それではノーマルのシフトペダルと比べてみましょう。

ステップ から最近
中間
ステップ から最遠

調整式の黒色のゴム部品を ステップ に一番近づけると、ノーマルのシフトペダルより1㎜ほど ステップ に近いかな?といったところです。

逆に、一番遠くに調整すると、ノーマルのシフトペダルより9㎜ほど ステップ より遠いかな?といった感じになります。

交換方法

最後に交換方法について解説します。

必要な工具は以下の通り。

  • T30、T40のトルクスレンチ
  • ラジオペンチ(あったら便利。無くても交換可能)

その他に、グリスは用意した方がいいでしょう。

わたしが使っているグリスはこちら。

ヤマハのグリースBです。

リチウム系のシャシグリースで、シフトペダルはもちろんブレーキレバーやクラッチレバー、アクスルシャフトやOリングの組付けにも使用できます。

サンデーメカニックならこのグリースで、ほぼ用をなすのではないでしょうか?

また、内容量は150gもあるので、サンデーメカニックであれば数年は十分使える量でしょう。

話がそれましたが、まずはシフトロッドを取り外します。

シフトロッドは、シフトペダル側のボールジョイントを外せばことは足りるのですが、外しにくい場合は素直にエンジン側を外しましょう。

ついでにグリスアップが出来ると思えば、エンジン側を外す方が簡単です。

外し方ですが、ボールジョイントが外れないようにするピンがありますので、まずはこのピンを抜きます。

抜き方はピンを回転させてロックを外し、引き抜きます。

ロックを外す際にラジオペンチがあれば楽に作業が出来ますが、無くても素手で十分外すことが出来ます。

また、組付ける際ですが、ピンは必ず貫通させてください。写真の様に、ピンの先がボールジョイントから飛び出しているのが正常です。

次に、シフトペダルを取り付けている大きなトルクスのボルトの裏に、小さなトルクスのボルトがありますので、これを外します。T40です。

次に、大きなトルクスのボルトを外します。

大きなトルクスレンチがいるかと思いきや、ただ刺さっているだけです。

シフトペダルと一緒に引き抜いてください。

シフトペダルの裏側にはワッシャーが入っていますので、無くさないようにしてください。

後は、可動部をグリスアップして調整式のシフトペダルを組付ければ終了です。

構造さえ分かってれば、10分もあれば十分作業は終わるでしょう。

ちなみに、シフトペダルを調整するにはT30のトルクスレンチが必要になります。

車載のレンチは残念なことにT25です。ツーリング中などの外出中に調整しようとすると、別にレンチを用意する必要があります。

締め付けトルクはあまり大きくないので、T25でも回せなくはないのですが・・・。どうするかは自己判断でお願いします。

終わりに

R1250GS用の調整式シフトペダルは、純正オプションの他AELLAでも販売されています。

わたしは当初AELLAの製品(チェンジペダル AE-46020)にしようかと思っていたのですが、純正オプションの金額差がそれなりにあったので諦めました。

また、AELLAの調整式シフトペダルは軸受にダブルでフランジベアリングを使用しているようなので動きは良さそうですが、一方、長期間使用してベアリングが消耗すると動きはノーマルのペダルより悪くなってしまう懸念があります。

この辺りは動きの良さを最優先させるか、それとも、メンテナンスの間隔を必要最小限で抑えるかの考え方次第ですね。

なお、AELLAのシフトペダルの調整方式は、純正オプションと同じく回転させる方式のようですね。

では、みなさんの参考になれば嬉しいです。

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