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【プチレビュー】ヤマハ Tenere700 ~足つきレポートと、ちょっとだけ試乗させていただいたのでレビュー~

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ヤマハのアドベンチャーバイク(ビッグオフローダー?)テネレ700に試乗する機会がありましたので、写真は全くありませんが、独断と偏見だらけでレビューします。

身長160㎝台で短足&チビのふくちゃんの足つきレビューもありますので、気になる方はづづきをぜひどうぞ。

ヤマハ Tenere700の足つきはやっぱり良くない

ヤマハ Tenere700の標準シート高は875mmですが、今回試乗させてもらったのは、シート高837mmのローダウンモデル。

そのローダウンモデルですが、身長162cm、体重約55kg(バイク用のウエアーを着て約60kg)、股下が素足で71cm(この時履いていたシューズ込みで74cm)のわたしが跨ると、両足をつけようとするとつま先はギリギリ届きません

もう少し体重があるか、足が長ければ(こっちの方がベター)いいのですが・・・。

ですので、停車するときは、尻をずらしてからの片足です。

シート高の高いバイクを片足で支えるのは難しそうに見えますが、テネレ700はあまり重くないので(車両重量205kg)片足でも十分支えることは可能です。

残念なことに、時間がなく、足つき写真を撮ることができませんでした。

ヤマハ Tenere700のエンジンフィーリングはなめらか

エンジンは並列2気筒の270度クランク。試乗した時に真っ先に感じたのは、270度クランクの2気筒エンジンってこんなに滑らかなの?でした。

同じ270度クランク2気筒エンジンのホンダ CRF1100(アフリカツイン)は以前所有していましたし、BMWのF750GSは1週間、約1,000㎞程乗りましたが、どちらのバイクもエンジンはドコドコ感が強く、また、パンチのある加速はしますが、その分エンジンの振動が強いように感じていました。

それと比べるとテネレ700のエンジンはとても滑らか。ドンッ、とパワーが出る感じではなく、4気筒の様に下から上まで滑らかに回転が上がっていく、そんな感じのエンジンだと感じました。

また、試乗車なのでレブリミットまでは回していませんが、それに近い高回転まで回してもエンジンから変な振動も出ることもなく、また、頑張って回っています!といった雰囲気もありませんでした。

エンジンの印象としては、以前乗っていたBMWのR1250GSよりエンジンの振動が少なく(特に低速回転時)、ドコドコ感が少ないので長時間乗っていても疲れないのではと感じました。

また、低速回転時のトルクが太いのかギヤ比の関係かわかりませんが、平坦な路面であれば、1速のアイドリングでギクシャクすることなく走ることが出来たのは、R1250GSに乗ってたわたしからすると感動ものでした。

ヤマハ Tenere700のサスペンションはしなやかなネコ足

サスペンションは、非常に滑らかです。前後とも。

ロングストロークのサスペンションなので、変にフワフワするのかな?と思ったのですが、そんなことは全く無く、かといって、アスファルトの上だけを走った感想としては、固くもなく絶妙なセッティングだと思いました。

この手のロングストロークサスペンションでありがちなのが、停車しようとするとフロントがつんのめり、あわててブレーキを離すと一気に伸びあがってバランスを崩してしまうこと。しかし、このバイクはそんなことはありませんでした。

例えるなら、ネコが高いところから飛び降りたときの足の動きでしょうか。4本の足で着地のショックを上手に吸収し、底付きすることも跳ね返ることもない。そんな感じです。

おそらく、ロングツーリングをしても足回りに関して不満が出ることは無いのではかと思います。

もっとも、この足回りはダートを走ってこそ本領を発揮できると思うので、ダートを走れる試乗会があればぜひ参加させてもらいたいものです。

ヤマハ Tenere700の低速安定性は素晴らしい

足の短いわたしにとっては、低速走行時のバイクの安定性は非常に気にするところ。

低速走行ではバランスを崩しがちですが、足が短いと地面に届かないのでバイクを支えることが出来ないからです。

つまり、普通の人がバランスを崩して足で支えて転倒を免れる場面でも、わたしの場合は即転倒となってしまうのですね。

しかしテネレ700。低速走行の安定性は素晴らしい!

特に、停車する寸前は、先にご説明したサスペンションのすばらしさと合わさり、恐ろしいほど安定しています。

これだけ足つき性が悪いと停車する瞬間は足がちゃんと届くか不安でちょっと緊張したりするのですが、このバイクだと、何てことないね!と思えるほどです。

そのようなバイクなので、自動車教習所に持って行って一本橋を試せば、なかなかいい成績を出せそうな雰囲気があります。

ちなみにR125GSは、停車する瞬間、右に行こうとする癖があります。

これは恐らく、クランクシャフトの向きが関係しているのでは?と勝手に想像しています。

ヤマハ Tenere700のシートは硬い

シートの硬さですが、どちらかと言うと固い部類に入ると思います。

特に今回試乗させていただいたモデルはローシートだったので、ノーマルシートと比べるとシートの厚さは恐らく薄くなっているはず。そのため、ノーマルシートと比べても固くなっているのではないでしょうか。

この硬さは好みが分かれるところでしょう。

わたしは固いシートの方が好きなので、このテネレ700のシートはベストな硬さです。

このシートであれば、おそらく丸1日乗っていてもお尻が痛くなることは無いでしょう。

そして、シートの表面には滑り止めの加工がされていて、どちらかと言うと滑りにくいシートとなっています。

運転中はこの滑りにくさがちょうど良いのですが、これが停車時に足を入れ替えるときがちょっと厄介です。

足の短いわたしが停車中に足を入れ替えるときは、シートの上でお尻を滑らせるのですが、この滑りにくさが邪魔をして足が出ずにヒヤッとした場面が試乗中に何度かありました。

個人的には、もう少し滑ってくれるシートの方がありがたいな、そんな風に感じました。

ヤマハ Tenere700は200kgオーバーとは思えないほど軽い取り回し

取り回しは、とにかく軽いですね。車両重量が200kgを超えているのに、その重さに疑問を持つほど軽く感じます。

普段R1250GSに乗っているわたしからすると、真面目に乗り換えを検討したくなる軽さです。

さすがにダートでの押引きは軽くは無いと思いますが、このバイクだと力のないわたしでも何とかなるかな?と思えます。

また、押引きとはちょっと違いますが、このバイクなら林道で転倒させてしまっても、よっぽど変なところで転倒させない限り起こすことは十分出来そうです。

まとめ・

テネレ700に試乗させていただいた時に感じたことを書かせていただきましたが、参考になったでしょうか?

時間にして30分程度の試乗でしたが、非常に有意義なものでした。

正直、ものすごく欲しいバイクの1台です

ただ、欲を言えば、スリッパ―クラッチが欲しいな、とか、上下対応のシフターが欲しいな、とか、トラクションコントロールが欲しいな、なんてのはありますが・・・。

しかし、このバイク、お値段は1,265,000円(税込)(発売当時)。

性能からすると、大変お得なお値段となっているのではないでしょうか。

では、みなさんの参考になれば嬉しいです。

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