身長160㎝台で短足&チビのふくちゃんが、BMW S1000RR(新型 2019~)のノーマルシートとローシートの足付き性を実車を使ってお伝えします。
使用するBMW S1000RRのグレードは、MパッケージのDDC(ダイナミックダンピングコントロール)付です。
サスペンションのプリロードは、前後ともいっぱいまで抜いている(一番弱めた)状態です。
ちなみに、新車の場合、サスペンションのプリロードは前後ともいっぱいまで抜かれた状態で納車されます。ですので、ディーラーで展示されている新車も、もちろんプリロードは前後ともいっぱいまで抜かれた状態です。
BMW S1000RR(新型 2019~)のノーマルシートとローシートを比較
最初に、ノーマルシートとローシートの外観を比較してみましょう。
写真は全て、左側がノーマルシート。右側がローシートです
シートは、見た目でノーマルシートとローシートの違いは非常にわかりずらいです。もちろん、シート表皮も刺繡も全く同じです。
上下に重ねてみましょう。
下がノーマルシート、上がローシートです。
こうして比べてみると、ローシートの方が若干薄く見えますね。
S1000RRとふくちゃんのスペックをお伝えします
バイクにまたがる前に、ふくちゃんの基本スペックをお伝えします。
- 身長:162cm
- 体重:59.6㎏(シューズを含めた写真に写っているウエアーを着た状態)
- 股下:71㎝(素足です)74㎝(写真に写っているシューズを履いた状態)
- 体脂肪:約16%
つづいて、S1000RRの基本スペックです。
- 車両重量:196.5㎏(Mパッケージ)
- ノーマルシート高:824mm
- ローシートシート高:814mm
- 燃料は半分ちょっと(約10L)
ノーマルシートとローシートにまたがって、足付き性の比較
それでは、ノーマルシートとローシートにまたがって、足付き性を比較をしていきましょう。
両足をつけた状態
正面から
横から
後ろから
両足をつけた状態での足元のアップ
横から
後ろから
左足の親指の付け根までしっかり地面につけた状態(信号待ち状態)
右足はステップから外し、ダラッと下げている状態です
正面から
後ろから
後ろからのアップ
ノーマルシートとローシートの足付き性を解説
ノーマルシートとローシートでは1㎝しか差が無いので、写真では違いがあまりないように見えるのではないでしょうか?。
しかし、実際にまたがって比べてみると、やはりローシートは少し低いな、と感じます。
この「少し低い」だけで、路面が凸凹なところに停車する時に安心感をもたらしてくれますし、実際に「少し低い」おかげで立ちゴケをせずに済んだことが幾度かありました。
また、停車中は両足を地面につけ、つま先ツンツン状態でいるより、左足の親指付け根までしっかり地面につけている方が安定して止まっていることが出来ます。
このように片足だけ地面につけたときも、「少し低い」と足にかかる負担が少なく、ノーマルシートより安心して停車することができます。
ただ、ノーマルシートにしろローシートにしろ、足を下すときにステップが邪魔をします。そのため、足を少し前に出すようにしないと、ステップがふくらはぎに刺さってしまうような形になってしまいます。
終わりに
普段はローシートで乗っているのですが、今回、久しぶりにノーマルシートにまたがってみました。
ノーマルシートだと足が地面に届きにくくて乗るのが怖いかな?と思ったのですが、このバイクに慣れてしまったせいか、ノーマルシートでもあまり怖さを感じませんでした。
しかし、バイクに慣れていない方やSS(スーパースポーツ)に初めて乗るような方は、足つきに不安を感じるのであれが、ローシートを使った方がいいように感じます。
ノーマルシートとローシートでは、実際のところほんの少ししか足つき性は向上しません。しかし、このほんの少しの向上が安心感を与えてくれることは間違いありません。
ローシートは約40,000円とそれなりの金額ですが、それをケチって転倒させてしまい、ミラーを壊してしまうと、ミラーだけで50,000円を超えてしまいます。さらに、それに工賃が加算されます。
そう考えると、ローシートに変え、立ちゴケを防ぐのは、決して間違っていないでしょう。
そして、万が一転倒させてしまったことを想定し、スライダーを取り付けておくことも良いと思います。
わたしはこのバイクでスリップダウンをしてしまい、マフラー、ステップ、グリップエンドに傷をつけてしまいましたが、スライダーを取り付けていたおかげでカウルは無傷で済みました。
詳しくは「やってしまいました!バイクでスリップダウン!〜AELLAのフレームスライダーでカウルは無傷〜」をご覧ください。
身長が低かったり、わたしの様に足が短いと、バイクに乗るものなかなか苦労したりします。
でも、ちょっとした工夫やコツで案外快適に乗れたりもします。
みなさんのバイクライフがより良いものになることを祈っています。
では、みなさんの参考になればうれしいです。